「するめ組曲」という称号も
── 発売後、オリコンでデイリー9位、ウィークリ−17位という快挙を成し遂げました。これはどう捉えていますか?
齋藤 今回、ニコニコ動画内で、時報によるPRをゲリラ的に行なった以外は、まったくといっていいほど宣伝を行なってなかったんですよ。だから、J-POPのアーティストに混ざって発売初日にオリコン9位にランクインしたことは、非常に誇らしく感じています。
その後は、ニコニコ動画でも、映像を付けてくれたり、誰かが歌い直したり、再編集したりと、本来のニコニコ動画の楽しみ方でランティス組曲が盛り上がっていきました。最初はアンチな意見も多かったのですがそのうちに、「何回もリピートして慣れた」「好きになってきた」というコメントも多くなりまして、「するめ組曲」という称号ももらいましたw
とはいえ、やはり今回よかったのは「歌い手さんたちと一緒にひとつの作品を作り上げて世の中に発表した」というところに尽きます。とにかく大きな打ち上げ花火を上げたかった、といった感じでしょうか。現在のニコニコ動画の持っているパワーの一部、そして楽しさをCDという形に少しでも収めることができれば嬉しいですね。
── 次回作となるアルバム「ランティスの缶詰」は、どんな感じでしょうか?
齋藤 ランティス組曲がみんなでワーーーっと盛り上がったお祭り企画だとしたら、ランティスの缶詰はそれぞれが楽曲と向き合って、自分の個性をソロを聴かせる感じに仕上がっています。こちらもクオリティーに関しては妥協せずに、みっちり作り込んでいますよ。
ランティスの缶詰では、ランティス組曲に参加してくれたゴムさん、ゼブラさん、ガゼルさんは参加していませんが、雌豚閣下が参戦してくれて、大暴れしてくれてるのでぜひ楽しみにしていてください。
また、ニコニコ動画からpsychoさんをアレンジャーとして起用しJRのボーカルでMETAL シリーズ最新作をやりますので、ニコニコの古くからのファンの方にもめちゃくちゃ熱く盛り上がってもらえると思います。