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「ハッカーの次の標的はスマートフォン」――シマンテック、Windows Mobile対応端末向けセキュリティスイート発表

2008年03月12日 23時15分更新

文● アスキービジネス編集部

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シマンテックは3月12日、Windows Mobile搭載のスマートフォン向けセキュリティスイート「Symantec Mobile Security Suite 5.1 for Windows Mobile」を3月14日に提供開始すると発表した。


盗難や紛失時の情報漏えいにも対応


 シマンテックが発表した「Symantec Mobile Security Suite 5.1 for Windows Mobile」はWindows Mobileを搭載したスマートフォン向けのセキュリティスイート。同社はリセラーやシステムインテグレーターを通じてライセンス販売を行なう。価格は100~249ユーザーの場合、1ユーザーあたり年間6700円。Windows Mobile端末であれば、どのキャリアでも使用できる。

「法人需要が高いスマートフォンだが、75%の企業がきちんとしたセキュリティ対策をしていない。ハッカーの次の標的はモバイル端末」とシマンテック プロダクトマーケティング部 リージョナルプロダクトマーケティングマネージャ 山中幸代氏は述べる。実際、欧米では「スヌープウェア」と呼ばれるスパイウェアが登場し、被害が広まっている。山中氏は「カレンダー機能を参照してユーザーのスケジュールを把握し、会議中の会話の盗聴を行なったり、写真やムービーを起動してスパイ行為を行なうといった事例も報告されている」とその危険性を指摘する。

シマンテック プロダクトマーケティング部 リージョナルプロダクトマーケティングマネージャ 山中幸代氏

シマンテック プロダクトマーケティング部 リージョナルプロダクトマーケティングマネージャ 山中幸代氏

シマンテック プロダクトマーケティング部 リージョナルプロダクトマーケティングマネージャ 山中幸代氏

 同製品には、ウイルス発見後に自動的に駆除を行なう「アンチウイルス」機能や、ネットワーク環境の危険度に応じて4段階にレベルを変更できる「ファイアーウォール」機能、管理者がPCから複数の端末を管理し、ポリシーの設定を行なう「集中管理」機能などが搭載されている。

ウィルコムの「WS011SH5」上で、Symantec Mobile Security Suite 5.1 for Windows Mobileの「脅威の定義」を表示した。「WinCE.Duts.A」や「Backdoor.Brador.A」といったウイルスの名前が確認できる(画面クリックで拡大)

ウィルコムの「WS011SH5」上で、Symantec Mobile Security Suite 5.1 for Windows Mobileの「脅威の定義」を表示した。「WinCE.Duts.A」や「Backdoor.Brador.A」といったウイルスの名前が確認できる(画面クリックで拡大)

 また、「ノートPCと同等のデータ量を持ちながら、はるかに紛失する可能性が高いのがスマートフォン。万が一のセキュリティが大切」と山中氏は述べる。そこで同製品には「暗号化」の機能が搭載されている。この機能は、スマートフォンのアプリケーションを立ち上げる際に、自動的にパスワードを要求するもので、その入力に一定回数以上に失敗した場合はデータを自動消去することで、スマートフォンの盗難や紛失時の情報漏えい対策を行なうことができる。

 PCにセキュリティソフトをインストールすることが常識となったように、今後、スマートフォン上でもセキュリティソフトが必要不可欠な存在になっていく可能性は高い。現時点では日本で法人向けスマートフォンのセキュリティスイートを販売しているのはシマンテックのみ。「市場シェアの5割を狙っていく」と山中氏は意気込みを見せた。

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