26日、「スーパーモデラーズ」グランドオープン第2弾企画として、カリスマモデラーの川口名人と、「Side-B・N」で同氏とともに「ホビーの蔵」を連載中の元モデルでモデラーの風見彩ちゃんの2人による「プラモ工作ライブ」が開催された。
これは、Side-B・Nで連載中の「ホビーの蔵」のスペシャルイベントとして開催されたもので、川口名人が読者から届いた質問に対して読者やモデラーの前で実演しながら回答するという内容となっていた。
通常のトークイベントであれば、軽くトークを挟んでから本題に入るのが一般的なのだが、2人は前置きもなくいきなりプラモ談義がスタート。まさにモデラーのためのライブとなっていた。
今回、読者から寄せられた質問は「やすりの使い方について教えて下さい」というもの。紹介されたやすりの使用方法だが、「紙やすりは千切って使う」「フラットなパーツは、机の上などにやすりを置いてやすりがけを行なおう」という基本的な導入から開始。続いて応用の使い方の解説が行われビームサーベルなどのクリアパーツでより臨場感を出す方法や、プラスチック特有の安っぽさを消すための方法が披露された。
川口名人や風見ちゃんが作業をする様子は、プロジェクターに映し出されていたのだが、細かい部分は肉眼で確認したほうがわかりやすいということで、その場で作業の完了したパーツを客席に手渡して確認してもらうという方式をとっていた。来場していた人は名人が紹介した技術を使った時の結果を、直接目にすることができた。参加者にとってはまたとない有意義な時間だったと言えよう。
引き続き、来場者からの質問タイム。モデラーからの質問は「凹んだところの継ぎ目を綺麗にする方法をおしえてください」「筋彫りを追加したい場合の道具やゆがまない方法を教えてください」といったベーシックな内容が中心で、それらに対して懇切丁寧に答えていた。
イベント終了後には、イベント中に質問が出来なかったモデラーたちが、川口名人の前に詰め掛けて、さまざまな疑問をぶつけていた。
プロモデラーの作業の様子が見られるだけでも、モデラーの諸氏には貴重な体験なのに、気さくに川口名人や風見彩ちゃんと交流できた「プラモ工作ライブ」。次回の開催は決まっていないが、今回参加できなかったモデラーはプロの技術を盗む貴重なチャンスが得られるので、参加してみてはいかがだろうか。