キヤノン(株)とキヤノンマーケティングジャパン(株)は29日、16GBの内蔵フラッシュメモリーとSDメモリーカード双方に録画できるHDビデオカメラ「iVIS HF10」など5機種を発表した。価格はいずれもオープンプライス。
ラインナップは以下の通り。
- 「iVIS HF10」
- 16GBの内蔵フラッシュメモリーとSDメモリーカード双方に録画できるHDビデオカメラ。発売日は3月上旬で、実売価格は13万円前後。
- 「iVIS HF100」
- 「iVIS HF10」から内蔵フラッシュメモリーを省いて低価格化を図ったモデル。発売日は3月中旬で、実売価格は11万円前後。
- 「iVIS HV30」
- miniDVテープに録画するHDビデオカメラ。発売日は3月上旬で、実売価格は11万円前後。
- 「iVIS FS10」
- 8GBの内蔵フラッシュメモリーとSDメモリーカード双方に録画できるスタンダードビデオカメラ。発売日は4月下旬で、実売価格は8万円前後。
- 「iVIS DC300」
- 8cmDVDに録画するスタンダードビデオカメラ。発売日は3月上旬で、実売価格は5万円前後。
「iVIS HF10」
「iVIS HF10」は、同社が2007年8月に発表したHDD搭載のフルHDビデオカメラ「iVIS HG10」（関連記事）の後継モデルで、iVIS HF10ではHDDの代わりに16GBのフラッシュメモリーを内蔵する。また、SDメモリーカードスロットを搭載し、内蔵フラッシュメモリーとSDメモリーカード（SDHC対応）双方への録画が可能となっている。また、記録解像度も同社としては初めて1920×1080ドットに対応する。記録方式はAVCHDで、フォーマットはMPEG-4 AVCとなっている。
レンズは光学12倍ズームと光学式手ぶれ補正機能を備える「キヤノン HD ビデオレンズ」を搭載し、撮像素子は総画素数約331万画素の動画用CMOSセンサー「キヤノン フルHD CMOS」を採用する。
撮影機能としては、従来から対応する毎秒24コマでのプログレッシブ撮影に加え、毎秒30コマでのプログレッシブ撮影に対応した。
録画時間は、内蔵フラッシュメモリーに最長で約6時間（高画質モードで約2時間）記録できる。連続撮影時間は同梱バッテリーで約90分。「iVIS HF100」の仕様は、内蔵フラッシュメモリーを省いた以外iVIS HF10と同等となる。
「iVIS HV30」
「iVIS HV30」は、2007年1月に発表したHDV規格対応のビデオカメラ「iVIS HV20」（関連記事）の後継機種。レンズは光学10倍ズームと光学式手ぶれ補正機能を搭載する「キヤノン HD ビデオレンズ」を搭載し、撮像素子は総画素数約296万画素の動画用CMOSセンサー「キヤノン フルHD CMOS」を採用する。iVIS HF10/iVIS HF100と同様に、1920×1080ドットの記録解像度に対応するほか、毎秒30コマのプログレッシブ撮影機能を備える。連続撮影時間は同梱バッテリーで約65分（液晶ディスプレー使用時）。
「iVIS FS10」
「iVIS FS10」は、8GBのフラッシュメモリーを内蔵するスタンダード画質のビデオカメラ。SDメモリーカードスロットを搭載し、内蔵フラッシュメモリーとSDメモリーカード双方に録画できる。レンズは光学37倍ズームを搭載し、撮像素子は約107万画素のCCDセンサーを採用する。ズーム機能として、CCDの空き領域を利用し、光学ズームと組み合わせて画質劣化なしのズーム機能を再現する「アドバンストズーム」を搭載し、最大で48倍ズームが可能になっている。連続撮影時間は同梱バッテリーで約190分。
「iVIS DC300」
「iVIS DC300」は、8cmDVDに記録するスタンダード画質のビデオカメラ。レンズは光学37倍ズームを搭載し、撮像素子は約68万画素CCDセンサーを採用する。アドバンストズームを搭載し、最大41倍ズームが可能になっている。連続撮影時間は同梱バッテリーで約125分（液晶ディスプレー使用時）
