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編集者コラム 第7回

製品を紹介したらそれが欲しくなる

2007年12月25日 18時27分更新

文● 岡本善隆(月刊アスキー編集部)

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新料金体系、2.5GHz帯の免許割当など、なにかと話題が多い携帯電話業界。本誌でも関連記事を制作する機会は大変多いです。そのため、以前の月刊アスキーほどではないにせよ、最新の端末に触れる機会はかなりあります。

新しい商品に触れて、それがいい製品だとすぐに欲しくなるのがこの仕事に携わる者の常。というわけで発売日に即買いしてしまったのがソフトバンクの冬モデルのシャープ「920SH」です。ワンセグ周辺の機能も強力なんですが、個人的に気に入っているのはサイクロイド状態(横画面)での操作。PCサイトブラウザでは液晶の解像度も854×480ドットと下手なスマートフォン以上なので、PC用サイトも苦もなく見られます。そしてなにより薄い。ついでにシャープのハイエンドモデルでは初めて国際ローミングにも対応しており、海外出張の機会でもあれば外国でも自慢してやろうかと思っています。

NetWorks95年9月号

PHSのサービス開始日に新宿周辺でテストを行った「NetWorks」誌の誌面。テストにはNTTパーソナルの端末を用いている。

そんな風にテスト用に機材をメーカーより借用→気に入って即買いというパターンは、携帯では実は少なく2度目の話です。前回は遙か昔の12年前で、12年前に何があったかというとPHSサービス開始(1995年7月1日)なんですね。まさに当日、当時所属していた雑誌の企画で編集部の人間と新宿周辺で受信テストをしました。結果は当時の誌面にもあるようにPHSって案外使えるじゃんというもの。そしてそのまま新宿の量販店に突入して、DDIポケットの端末を契約。今でもメインの通話回線にはウィルコムを使っています。

若干残念なのはその間1度だけ端末をトイレに水没させてしまい、解約→新規契約というのをやらかしてしまっていること。それさえなければ契約期間がパーフェクトだったんですけどねえ。そんな筋金入りのウィルコムユーザーとしては、発表=即買い決意になるような音声端末をぜひともリリースしてほしいと考えているのですが……。やや期待薄なのかな……(これは純粋に一ユーザーとしての想像なので念のため)。

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