デル(株)は19日、パソコン本体を20インチ(1680×1050ドット)液晶ディスプレーに格納したディスプレー一体型パソコン「XPS ONE」を発表した。価格は推奨構成価格で17万9800円。今月20日から販売を開始する。
XPS ONEは、一部のアメリカ・中国でも販売展開するが、原則として日本での販売が主力の製品で、日本のパソコンユーザーの声を第一に反映させて開発したという。
ユーザーの声の中から要望が強かった機能を実現しており、まず要望が多かった「箱から出したらすぐに使えること」を考慮することで、マウスとキーボードはともに2.5GHz帯域を利用したワイヤレス構成となっており、接続するケーブルは電源ケーブルのみという非常にシンプルな構成となっている。
次にユーザーからの要望が高かったのはデザイン性で、突起やでっぱりが少ないすっきりとしたデザインに仕上げている。また、色よりデザインが重視されるというユーザーの要望結果であったので、カラーデザインはシックなピアノブラックでまとめている。
ディスプレー上部には200万画素のウェブカメラを搭載しているほか、側面にはステレオスピーカーを備える。IEEE 802.11a/b/g/n準拠の無線LAN機能、および10/100/1000 BASE-T準拠Gigabit EthernetのLAN端子を備えている。
インターフェースは側面にUSB 2.0/1.1(Hi-Speed)×2、IEEE 1394aポート×1、ヘッドホン端子×1、マイク入力端子×1のほか、8 in 1のメモリーカードスロットを搭載。背面部には、USB 2.0/1.1(Hi-Speed)×4、IEEE 1394aポート×1、3.5mmステレオミニジャック、S端子出力などを備えている。
推奨構成の仕様は次のとおり。
- XPS ONE
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CPU:Core 2 Duo E4500(2.20GHz)|メモリー:2GB|グラフィックス:G33 Expressチップセット内蔵
ディスプレー:20インチワイド 1680×1050ドット|HDD:500GB|光学ドライブ:DVD±RWドライブ|無線通信機能:IEEE 802.11a/b/g/n、IEEE 802.11a/b/g、IEEE 802.11b/g、Bluetooth 2.0
サイズ:幅590×奥行き420×高さ220mm| OS:Windows Vista Home Premium
お詫びと訂正:掲載当初、HDD容量を5000GBと記載していましたが、正しくは500GBでした。ここに訂正するとともに、お詫びいたします。(2007年11月19日)
12月には地デジ内蔵版も!
今回発表されたXPS Oneには、地上デジタル放送の視聴機能やBlu-rayディスクの再生機能は搭載されていない。しかし、同日東京都内にて開かれた新製品説明会で、米デル社 コンシューマ・プロダクト・グループ上級副社長のアレックス・グルーゼン(Alex Gruzen)氏は、XPS Oneに今後、地上デジタル放送視聴機能とBlu-rayディスク再生機能を搭載することを明言した。価格は未定だが、12月中に地上デジタル放送視聴機能を内蔵した製品が登場する予定とのことだ。