(株)アスクは15日、米AMD社から同日発表された最新グラフィックスチップ(GPU)「Radeon HD 3870」を搭載したグラフィックスカード2製品と、「Radeon HD 3850」を搭載したグラフィックスカード2製品の計4製品を発売した。
ラインナップは香港のSAPPHIRE社から「SAPPHIRE HD 3870」と「SAPPHIRE HD 3850」の2製品。台湾のTUL社から「PowerColor HD 3870 512MB GDDR4」と「PowerColor HD 3850 256MB GDDR3」の2製品。価格はオープンプライス。
各製品は、DirectXの最新仕様「DirectX 10.1」に対応するほか、複数のグラフィックスカードをマザーボード上に装着できるマルチGPU機能「CrossFireX」に対応する。搭載GPUについての詳細は関連記事を参照のこと。
SAPPHIRE HD 3870は、コアクロックが775MHzのRadeon HD 3870と512MBのメモリー(GDDR4、1200MHz)を搭載したPCI Express x16(2.0対応)対応のグラフィックスカード。最大2560×1600ドット表示をサポートする。出力端子はDVI-I(HDCP対応)×2とSビデオ出力×1を備える。なお2スロット仕様のカードであるため、搭載するには隣接する空きスロットが1スロット分必要。予想実売価格は3万円後半。
SAPPHIRE HD 3850は、クロック周波数を668MHzに抑えて1スロットの仕様にしたRadeon HD 3850搭載グラフィックスカード。メモリーはGDDR3 256MB。メモリークロックは828MHz。出力端子などはSAPPHIRE HD 3870と同等。予想実売価格は2万円後半。
PowerColor HD 3870 512MB GDDR4は、GPUにRadeon HD 3870を搭載したグラフィックスカード。主な仕様はSAPPHIRE HD 3870と同等となる。予想実売価格は3万9000円前後。
PowerColor HD 3850 256MB GDDR3は、GPUにRadeon HD 3850を搭載したグラフィックスカード。主な仕様はSAPPHIRE HD 3850と同等となる。予想実売価格は2万8000円前後。