シャープ(株)は7日、同社の液晶テレビ「AQUOS」に接続して使用するデスクトップパソコン「インターネットAQUOS」の2007年秋冬モデル3機種5モデルを今月下旬から順次発売すると発表した。
インターネットAQUOSのラインナップは、Core 2 Duo T5500(1.66GHz)と500GBのデジタルテレビ録画ユニットを搭載する上位機種「PC-AX120V」と、Celeron M 520(1.6GHz)と250GBの録画ユニットを搭載する「PC-AX80V」、そしてPC-AX80Vから録画ユニットを省略した「PC-AX30V」の3種類。価格はいずれもオープンプライスで、予想実売価格はPC-AX120Vが23万円前後、PC-AX80Vが17万円前後、PC-AX30Vが11万円前後。発売時期は、PC-AX80VのホワイトモデルとPC-AX30Vが今月下旬。そのほかのモデルは12月中旬となっている。
本体カラーはPC-AX120Vがブラックのみ。PC-AX80Vはホワイト、ブラック、レッドの3種類をラインナップする。PC-AX30Vはホワイトのみ。
新しいインターネットAQUOSは、テレビや周辺機器をHDMIケーブルで接続して連携させる機能「AQUOSファミリンク」に対応したのが特徴。リモコンのボタン1つでパソコンとテレビ画面を切り替えたり、視聴中の番組をインターネットAQUOS内蔵のデジタルテレビ録画ユニットにワンタッチで録画することができる。録画した番組をBlu-rayディスクレコーダーにムーブすることも可能だ。
デジタルテレビ録画ユニットはAQUOSとi.LINKで接続し、AQUOSのテレビチューナーで受信したデジタル放送番組(地上デジタル/BS/110度CSに対応)をユニット内のHDDに録画するもの。パソコンのHDDとは独立しており、パソコンのHDDにデジタル放送番組を録画することはできない。録画した番組をBlu-rayレコーダーにムーブする際は、i.LINKをレコーダーに接続して行なう。
そのほかの変更点としては、付属リモコンでウェブ検索や動画検索、商品検索などが行なえるソフト「PCメニュー」に新機能「ネット動画ナビ」が搭載された。これはあらかじめ登録されたキーワードを選ぶことで(キーワードの追加はできない)インターネット上の動画を検索できる機能。あるキーワードを選ぶと、検索結果の動画一覧とともに関連するキーワードの一覧も表示されるため、次々に関連動画を辿ることができる。
さらに、高速赤外線通信機能「IrSS」が新たに搭載された。これにより、携帯電話機やデジタルカメラに保存してある画像を高速な赤外線通信でHDDに転送して閲覧できる。
そのほかの主な仕様は以下のとおり。
- PC-AX120V
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CPU:Core 2 Duo T5500(1.66GHz)|
メモリー:DDR2-667 1GB|
グラフィックス:Intel 945GM Expressチップセット内蔵
デジタルテレビ録画ユニット:500GB| HDD:250GB| 光学ドライブ:DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ
サイズ:幅175×奥行き299×高さ354mm| OS:Windows Vista Home Premium
予想実売価格:23万円前後 - PC-AX80V
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CPU:Celeron M 520(1.6GHz)|
メモリー:DDR2-533 1GB|
デジタルテレビ録画ユニット:250GB| HDD:160GB|そのほかの仕様はPC-AX120Vと同等
予想実売価格:17万円前後 - PC-AX30V
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デジタルテレビ録画ユニット:搭載せず|そのほかの仕様はPC-AX80Vと同等
予想実売価格:11万円前後