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オリンパス、久々のフラッグシップデジタル一眼「E-3」を発表──発表会レポート

2007年10月17日 21時20分更新

文● 編集部 小林 久

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 既報のとおり、オリンパスイメージング(株)は、4年ぶりのフラッグシップ機「E-3」を発表した。ここでは発表会での情報を中心に、その内容をアップデートする。

発表会

発表会の一幕。中央がオリンパス代表取締役社長の大久保氏



実売価格は20万円、5年以内にシェア20%を目指す


E-3

E-3

 まず、価格に関してはオープンプライスだが、店頭での実売価格は20万円前後になる見込み。キヤノンの「EOS 40D」とニコンの「ニコンD300」のちょうど中間に位置するイメージになる。

 年末商戦では、各社が10万円台後半から20万円台前半の価格レンジに続々と新製品を投入しており、競争激化は必至だ。E-3の発売は11月23日で、年末商戦に滑り込む形になる。


 オリンパスでは、今年度の目標として、50万台のデジタル一眼レフカメラを出荷するとしていたが、その計画に関してもここまでは順調に達成できているという。

E-3

記者からの質問に答える大久保氏

 同社のデジタル一眼レフカメラの累計出荷台数は今年3月までの数字で合計60万台となっており、シェアに関しては、今年度の見通しで7~8%程度になる見込み。

 デジタル一眼レフの市場では、国内/世界市場ともにニコン、キヤノンの2強体制になっている。しかし、発表会の席上で、同社代表取締役社長の大久保雅治氏は「中長期的には、全世界で20%のシェア」を獲得することが目標であると力強く述べた。ここで言う中期というのは3年、長期と言うのは5年をイメージしているという。


写真で見るオリンパス「E-3」


 外観的には、先端がややとがった印象のペンタ部分が印象的。デジタル一眼レフ市場の挑戦者という意味も込めて、躍動感のある、やや前のめりなフォルムにしているのだという。発表会では、スタートを前にして集中力を高めた陸上選手にたとえて、躍動感が表現されていた。

側面から見たところ

E-3

可動式の液晶ディスプレーを搭載しているため応用範囲が広い

E-3

上面から見たところ、E-1のL型からT型のフォルムになった

E-3

バッテリー挿入部

E-3

バッテリーグリップには電池を2本収納可能

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