既報のとおり、オリンパスイメージング(株)は、4年ぶりのフラッグシップ機「E-3」を発表した。ここでは発表会での情報を中心に、その内容をアップデートする。
実売価格は20万円、5年以内にシェア20%を目指す
まず、価格に関してはオープンプライスだが、店頭での実売価格は20万円前後になる見込み。キヤノンの「EOS 40D」とニコンの「ニコンD300」のちょうど中間に位置するイメージになる。
年末商戦では、各社が10万円台後半から20万円台前半の価格レンジに続々と新製品を投入しており、競争激化は必至だ。E-3の発売は11月23日で、年末商戦に滑り込む形になる。
オリンパスでは、今年度の目標として、50万台のデジタル一眼レフカメラを出荷するとしていたが、その計画に関してもここまでは順調に達成できているという。
同社のデジタル一眼レフカメラの累計出荷台数は今年3月までの数字で合計60万台となっており、シェアに関しては、今年度の見通しで7~8%程度になる見込み。
デジタル一眼レフの市場では、国内/世界市場ともにニコン、キヤノンの2強体制になっている。しかし、発表会の席上で、同社代表取締役社長の大久保雅治氏は「中長期的には、全世界で20%のシェア」を獲得することが目標であると力強く述べた。ここで言う中期というのは3年、長期と言うのは5年をイメージしているという。