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64ビットOS X Serverも「Mac OS X Leopard」と同日発売!

アップル、「Mac OS X Server バージョン 10.5 Leopard」を10月26日に発売

2007年10月17日 00時15分更新

文● MacPeople編集部

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アップルジャパン(株)は16日、次期サーバーOS「Mac OS X Server バージョン 10.5 Leopard」を10月26日に発売すると発表した。価格は10クライアント版が5万7800円、無制限クライアント版が11万4800円。

Mac OS X Server 10.5 Leopard

動作システムは、PowerPC G4 867MHz以上またはインテル製CPUを搭載したMac。XserveにはLeopard Serverの無制限クライアント版が付属するが、2007年10月1日以降に対象となるTiger Server版Xserveを購入すると送付手数料のみの1280円で「Mac OS Up-To-Dateアップグレードパッケージ」を手に入れられる

Mac OS X Server バージョン 10.5 Leopard」は、同日に発売される「Mac OS X Leopard」をベースにDNS/POP3/SMTP/DHCP/AFP/NetBoot/Open Directoryといったサーバーサービスや、リモート管理ツールなどを加えたサーバーOSだ。今回のLeopard Serverでは250以上の機能を新たに追加しており、その中にはポッドキャストを配信する「Podcast Producer」やウィキを構築する「Wiki Server」、CalDAVベースのカレンダーサーバー「iCal Server」などが含まれている。

Mac OS X Server 10.5 Leopard

GUIをベースに各種サーバーサービスの設定が可能。コアサービスは64ビットのため、対応ハードウェアの性能を活用できる。もちろん、32ビットとの互換性も保たれており、ユーザーは32/64ビットのアプリケーションをネイティブに同時実行できる

Leopard Serverのサーバーアシスタントを使うと、数回クリックするだけでサーバーアプリケーションやIPアドレス、DNSといったネットワーク設定やユーザーアカウントなどをセットアップ可能。また、「Server Status」ウィジェットを使い、Dashboardで利用状況を遠隔監視できる。サーバーに保存されたユーザー状況を参照してファイル共有やMail、iChat、iCal、アドレスブック、VPNなどのクライアントソフトを自動設定するため、それらのサービスを手動で設定する必要がない。

アップル社のワールドワイドプロダクトマーケティング担当上級副社長であるフィリップ・シラー氏は、「Leopard Serverはこれまでで最高のMac OS X Serverであり、Podcast Producer、Wiki Server、そしてiCal Serverなど素晴らしい技術革新を今まで以上に多く搭載しています。数分でサーバをセットアップできる新しいセットアップ機能と、クライアントアクセスライセンスを必要としないことにより、Leopard Serverはこれまで複雑で高額なサーバ製品を使ってこられた大小のビジネスユーザーに、理想的なもうひとつの選択肢を提供します」とコメントしている。


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