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世界初のBD/HDDハイブリッドビデオカメラの使い勝手はいかに?

【フォトレビュー】DZ-BD7H

2007年08月23日 18時00分更新

文● 原 一浩((株)エフエックスビイ/Design Wedge)

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写真でみるDZ-BD7H

本体前面。電源オフ時はレンズバリアによりレンズが保護される

本体前面。電源オフ時はレンズバリアによりレンズが保護される

前面は、大きめの口径を持つレンズ部のほか、左サイドにフラッシュライトがあるだけのすっきりとしたデザインとなっている。フラッシュライトは、静止画撮影でのみ有効で、動画撮影中の補助ランプ(ビデオライト)としては使えない。レンズの下部はリモコンの受光部や録画中のランプといった機能を持っている。レンズは、オートレンズバリアが装備されており、撮影時に自動的に開閉する。この機能はビデオカメラとしては必須の機能といっていいだろう。

本体右側面はドライブ兼グリップ部分となっている

本体右側面はドライブ兼グリップ部分となっている

BDディスクのカバーをあけたところ。8cmBD-RWが入っている

BDディスクのカバーをあけたところ。8cmBD-RWが入っている

右側面の黒のグリップ部分はBDドライブとなっている。このスタイルはDVDビデオカメラなどで見られる構造と同一である。ちなみに、BDディスクだけでなく、DVD-R/RW/RAMの読み書きもできるため、DZ-BD7Hは、BD、DVD、HDDというメディアを活かせる点もチェックしておきたい。右側面の下部には、マイク入力端子も装着されている。ステレオマイクはビデオカメラ本体にも装着されているが、せっかくフルハイビジョンを高画質で録画できるのだから、音質にもこだわりたくなるのは自然のなりゆきかもしれない。マイク入力端子は3.5mmステレオ入力で、マイクに電源を供給できるプラグインパワーに対応している。最近、マイク入力端子を持つカメラが増えてきて嬉しいが、マイクの具合をモニターするためのイヤホン端子が省略されていることが多くて、ちょっと残念な思いをすることがある。DZ-BD7Hにおいてもイヤホン端子は省略されており、次期モデルに期待したい点のひとつである。

液晶ディスプレーを開くと、その本体側にボタン類が並ぶ。さらに下方のカバーを開くと、USBおよびHDMI出力端子が出現する

液晶ディスプレーを開くと、その本体側にボタン類が並ぶ。さらに下方のカバーを開くと、USBおよびHDMI出力端子が出現する

左側面には、液晶ディスプレーがあり、液晶ディスプレーを開くと操作用のスイッチ類がある。液晶ディスプレーはタッチパネルではなく、カメラ自体の機能操作は液晶モニター側についているボタンを使う。カメラ本体についているボタンは、撮影時にワンタッチで使用したい機能が並んでいる。カメラ本体についているボタンは実によく考えられており、マニュアル撮影時に使いたい“逆光補正”“露出”“フォーカス”などは、他社モデルでは液晶メニューの奥深くに隠れているため、ついつい使用を渋ってしまいがちであった。また、ディスク記録型のビデオカメラでは比較的使用するファイナライズもボタンとして用意されているのも嬉しい。

2.7インチワイド型の液晶ディスプレー。解像度も高い。開閉用のツメがないため、若干開けづらい

2.7インチワイド型の液晶ディスプレー。解像度も高い。開閉用のツメがないため、若干開けづらい

“メニュー”ボタンを押すことでメニューが表示される。機能ごとにタブでまとまっており、迷うことはないだろう

“メニュー”ボタンを押すことでメニューが表示される。機能ごとにタブでまとまっており、迷うことはないだろう

コンポーネント出力は“D1”と“D3”の選択が可能(左)。デジタルズームは最大240倍まで設定可能だ(右)

液晶モニターは、2.7インチのワイドカラーTFT液晶パネルを採用している。画面の発色はよく、見やすい。液晶モニタのそばにメニュー操作用のボタンがあるスタイルはおなじみのものであり、直感的で分かりやすい。メニューボタンからメニューに入り、ジョイスティックで操作する。

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