中国の聯想集団有限公司(Lenovo(レノボ))は7日(現地時間)、2008年に開催される北京オリンピックの聖火リレーに参加するランナーを世界中から選出するキャンペーンプログラムをインターネットで実施すると発表した。キャンペーンプログラムへの応募はレノボ製品のユーザーでなくても、誰でも可能。
聖火ランナーに応募するには、“今月第3週”(レノボでは15日開始予定としている)に開設される専用ウェブサイト(http://www.lenovo.com/torch)にて参加登録を行なう。登録した参加者の中からレノボによって最終候補者20人が9月末までに選出され、候補者は“オリンピックの理念と新発想を表現する”自分の紹介ビデオを作成、10月に提出することになる。ビデオはYouTubeで公開され、一般ユーザーによる投票の対象となり、投票数の多かった上位3名がレノボによって聖火ランナーに指名される。なお、このプログラムは米Google社のプラットフォームを利用しており、Googleの検索結果や関連ウェブサイト(ニュース、ライフスタイル、テクノロジー、スポーツなどに関するウェブサイトにGoogleがレノボのバナー広告やビデオクリップを貼る)から専用ウェブサイトへのプロモーションリンクが張られるという。
レノボより応募受け付け開始日に関する回答があったので記述を追加しました。(2007年8月9日)
レノボでは聖火ランナーの条件として、“New Thinker”であることを挙げている。同社では、New Thinkerとは以下のすべてを満たす人物であるとしている。
- Motivator
- 目標を達成し、障害を克服するためにコミュニティーを奮起させる人物
- Provocative
- 困難な試みを遂行する際に、旧来の限界にとらわれない積極的な人物
- Imaginative
- 国や文化の枠を越えて、独創的な発想をする人物
- Individualistic
- 自分の考えや行動において、独立性を発揮する人物
- Explorer
- 行動や目的達成のために、新しい方法を探求する人物
同社では今後、レノボ・オリンピック・ピンバッジや北京オリンピックモデルのノートパソコン(関連記事)、および実際のオリンピック・トーチを商品として提供する促進プログラムを実施するという。具体的な開始日など、詳細は未定。
また、レノボでは今後数週間の間に、このプログラムとは別の聖火ランナー選出プログラムを数ヵ国で実施するとしている。個別のプログラムが実施される国名およびプログラムの詳細については、9日時点で未定としている。