ハイビジョンカメラ市場を革命する
コンシューマ事業グループデジタルコンシューマ事業部長の由木幾夫氏
記者発表会では、コンシューマ事業グループデジタルコンシューマ事業部長の由木幾夫(ゆきいくお)氏が、「昨年(2007年)、同日(8月2日)、この場所(丸ビル)で、DVDとHDDの“ハイブリッドカムWooo(ウー)”を発表し(関連記事)、ビデオカメラ市場の革命を宣言をさせていただきました。そして今日、“Blu-rayカム”を発表し、ハイビジョンカメラ市場を革命するとここに宣言する」と意気込みを述べた。
デジタルコンシューマ事業部商品企画本部戦略部山内浩人氏
続いて、デジタルコンシューマ事業部商品企画本部戦略部の山内浩人氏が、家庭におけるフルハイビジョンテレビの導入状況として、「37インチ以上のFPD市場におけるハイビジョンとフルハイビジョンの比較で、今年に入って、フルハイビジョンの割合が半数を超えると予想する。来年は70％を超え、今後はフルハイビジョンの映像を当たり前のように家庭で見る時代がやってくると予想できる」と述べた。
FPD市場における、ハイビジョンとフルハイビジョンの割合を示した予想図
加えて、ユーザーニーズについて、「ハイビジョン方式を選んだ理由を調査したところ、“子どもの映像をきれいに残したい”、というものが半数を占めていた。また、ハイビジョンカメラを使っている方の、一日の撮影時間について調査をしたところ、8割の方が1時間程度という回答だった。ハイビジョンカメラを、記録メディア別に調査したところ、HDD搭載モデルの普及が拡大してきている。しかし、これは一方で、本命のメディアが不在であるとも言える」と説明した。
ユーザーニーズの調査
一日における撮影時間の調査
ハイビジョンカメラの市場を、採用する記録メディア別に比較
その上で山内氏は、今回記録メディアにBlu-rayディスクを採用した経緯について、「こういった調査の結果、1920×1080ドットの映像で、設定も最高画質で、1時間撮影できるものが必要だと考え、この条件をBlu-rayディスクの採用で実現した」と語った。
8月4日から女優の黒木 瞳さんを起用したテレビCMを放送する。開発者のひとりとも見受けられる装いで、黒木 瞳さんが出演していた
