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創業者宅で打ち立てられた“オーディオ復活の3つの柱” 

パイオニアから団塊世代向けのハイクオリティオーディオが登場

2007年07月11日 21時57分更新

文● 編集部 橋本 優

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パイオニア(株)は11日、団塊世代向けのオーディオシステム“Zシリーズ”の発表会を東京・世田谷の松本迎賓館で開催した。ラインナップと希望小売価格は、同軸ユニットを採用した3ウェイスピーカーが付属する『X-Z9』が18万8000円、低磁気漏洩設計の2ウェイスピーカーが付属する『X-Z7』が12万9000円。

パソコンとの連携も可能!!

『X-Z9』

『X-Z9』

Zシリーズはフルデジタルアンプ搭載の本体2本のスピーカーがセットになっており、アンプはそれぞれのスピーカーに対して、2つのアンプ回路(Power Stage IC)を用意する。同社によると、1つのスピーカーに2つのアンプ回路を用いることで、スピーカーの能力を最大限に発揮できるという。本体には再生専用のCDドライブを搭載しており、通常の音楽CDはもちろん、スーパーオーディオCDCD-RWに記録した音楽ファイル(MP3、Windows Media Audio)の再生も可能となっている。

Z9の背面

Z9の背面

スピーカーのウーハーは、どちらも13cmコーン型のユニットを採用する。Z9付属のスピーカーは、同社のハイエンドスピーカーなどにも搭載されている“TAD”(Technical Audio Device)技術を継承し、13cmコーン型の同軸ユニットと、3cmドーム型のツイーター(高音域を受け持つユニット)を搭載。一方のZ7は2.5cmのドーム型ツイーターを搭載する。どちらも木製だが、Z9のスピーカーは外装にピアノ調のツヤ入りブラック塗装を採用し、高級感をかもし出している。

『X-Z7』

『X-Z7』

また、ZシリーズはEthernatポートおよび“DLNA”クライアント機能を搭載しており、パソコンやNASなどDLNA準拠のサーバー機器/ソフトから音楽をネットワーク経由で取得して再生することができる。さらにUSB端子も搭載しており、ポータブルHDDやUSBフラッシュメモリーなどを接続して、それらのリムーバブルメディアに保存されている楽曲を再生することもできる。そのほか、別売りの“iPodコントロールドック”『IDK-90C』(オープンプライス)をZシリーズに接続し、iPodをドッキングすれば、iPodに保存されている音楽を聴けるだけでなく、ZシリーズのリモコンでiPodをコントロールすることもできる。

Windows Media Audio(著作権保護にも対応)やMPEG-4 AACMP3といったデジタル圧縮された楽曲の再生も可能。これらに関しては同社の高音質技術“アドバンスド・サウンドレトリバー”により、データの補間が行なわれる。特に高域を補正することで、CDクオリティーに近い音の再生が可能だという。そのほか、インターネットラジオの受信も可能で、30局までプリセットすることができる。

本体部のサイズは幅386×奥行き347×高さ88mm、重量は5kgとなっている。なお、Z9とZ7の本体部は、スペック的には一緒だが、担当者によると微妙に部品のチューニングなどが異なる、とのことだ。

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