世界大会向けの“チャンピオンシップモード”
チャンピオンシップモードは、初代パックマンをベースに制作者の岩谷 徹氏監修のもと、世界大会向けに調整されたモード。プレイ時間は5分間で、この間でのスコアを競う。フルーツを食べることにより4種類の迷路が登場し、クッキーの配置もそれぞれ変更される。
パワークッキーは、毎パターンごとに配置されるので、モンスターに追われていても、フルーツを食べればなんとかモンスターを凌げると言った感じだ。
我慢とご褒美の繰り返し“チャレンジモード1”
チャレンジモード1は、チャンピオンシップモードをベースにしたモード。プレイ時間は10分間で、パワークッキーが配置されない“我慢”パターンとパワークッキーが多く配置される“ご褒美”パターンが用意されている。早い段階でスピードを上げてしまうと、逆にきつい展開となってしまう場合が多い。特に最初の配置は10万点近くまで稼げてしまう、ある意味罠とも言えるご褒美パターンになっており、ここで喜び勇んでモンスターを食べつくしてしまうと、その後に待っているのは地獄である。しかし、腕に覚えのあるプレイヤーならハイスコアを目指して利用するのも手か。
迷路が見えない玄人向けの“チャレンジモード2”
チャレンジモード2は、チャンピオンシップモードをベースに、視界をパックマンとモンスターの周りだけに制限したモード。チャンピオンシップモードでは、クッキーを食べ終えた方の画面のみを暗くしていたが、チャレンジモード2では、基本的に自分と敵以外の部分は暗く表示される。プレイ時間はチャレンジモード1と同様の10分。
のっけからトップスピード! “エクストラモード1”
エクストラモード1は、開始直後から自分と敵のプレイスピードが早くなっているほか、ほかのモードとは異なる横長の迷路のみが用意されているモード。プレイ時間は5分間。クッキーの配置が一直線になっているパターンが多いため、クッキーを食べながらパワークッキーでモンスターを食べる、という黄金パターンがやりにくい。
迷路中のクッキーを食べ尽くせ! “エクストラモード2”
エクストラモード2は、迷路の形状が大きな四角で構成されていたり、一本道の通路が迷路内にあると思えば、十字路が数多く用意された「どこにでも逃げられるけど、クッキーも多くて食べにくい」など多種多様な迷路を用意したモード。プレイ時間は10分間。
挟み撃ちに注意!? “エクストラモード3”
エクストラモード3は、エクストラモード1以外で使われた迷路をすべて用意するほか、長い一本道の迷路で挟み撃ちされたら逃げ道がない、などの玄人向けとも言える迷路を数多く用意したモード。しかし、パターンによっては配置されるクッキーの数が少ないなど、ハイスコアは狙いやすい。プレイ時間は10分間。
実績(やりこみ要素)の解除は簡単
Xbox LIVEアーケード向けゲームということで、200ポイントの実績(やりこみ要素)が用意されているが、すべて簡単に解除できるものばかりで、特につまづく部分はないだろうと思われる。一番苦労すると思われるのが“40万点到達”と“クラウン”(最後のフルーツを取る)の実績だと思うが、同じく実績で設定されている“エクストラモード3クリア”の実績を解除する過程ですべて解除されるだろう。
短いプレイ時間で中毒性の高い次世代パックマン
題材が昔から馴染みのある“パックマン”であり、価格が800マイクロソフトポイントとLIVEアーケードとしては高めの価格帯なので、よほどのパックマン好きでないと手を伸ばさないかもしれない。筆者も最初はそうだったのだが、体験版をプレイしてその印象はガラリと変わってしまった。画面を見ただけでは、パックマンとの違いがあまりわからないのだが、“面クリア制からタイムアタック制に変わり、スピードがアップした”、簡単に言えばそれだけでこのパックマンがここまで新鮮で、かつ面白く変わるのか! というのが正直なところだ。
言葉ではうまく説明しきれないので、筆者プレイによるチャンピオンシップモードの動画(ASCII.jpムービーフラッシュの動画)を用意させてもらった。この動画には、派手なスーパーテクニックなどは出てこないが、プレイの経過とともにアップしていくプレイスピードと、画面全体にちりばめられた次世代らしいエフェクトを感じていただければと思う。