CPUのクロックアップやHDDの増量で、従来モデルよりお買い得感がアップした新MacBook。
前回はその性能をPowerPC搭載の旧型ノートと比較したが、今回はMacBookシリーズで比べてみた。用意したのは、2GHzと2.16GHzの新モデル、Core 2 Duo-1.83GHzを搭載した2代目モデル、Core Duo-1.83GHzを搭載した初代モデルの4機種。
テスト条件は、OSをMac OS X 10.4.9、メモリーを1GB(512MB×2)に統一した。それぞれのテストは3回行ない、その平均値を算出している。結論をまとめると、PowerPCノートのときほど差はないものの、順当に進化しているといえるだろう。
CPU性能
エンコード処理では、iTunes/QuickTimeともにCPUクロックの違いが素直に表れた。初代モデルと旧モデルによるCore DuoとCore 2 Duoの開きもあるが、新旧MacBookの1.83GHzと2GHzでも大きな差が見てとれる。
これは『Adobe Photoshop CS3』のフィルターテストでも同様で、CPU性能の差がほぼそのまま表れた。
グラフィック性能
GPU処理能力のテストでは、スクロールテストやDOOM3がほぼ横並びであるものの、CINEBENCHではかなりの差が出た。どのモデルも同じグラフィック統合チップセットを採用していることを考えると、CPUのクロック周波数が少なからず影響していると予想される。
HDD性能
ファイル/フォルダーコピーは、新旧モデルでかなりの開きが出た。HDDは容量やプラッター密度、各メーカーのキャッシュアルゴリズムによって速度が変わることが多いので、参考値ととらえてほしい。