シンビアン(株)は15日、日本国内において“Symbian(シンビアン) OS”を搭載したスマートフォンの累計出荷台数が2000万台に達したと発表した。これは3月末の数値を集計して明らかにしたもの。
国内でのSymbian OSを搭載したスマートフォンが発売されたのは、2003年のFOMA『F2501』(富士通(株)製が最初。その後、ノキア・ジャパン(株)、三菱電機(株)、シャープ(株)、モトローラ(株)、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(株)など6社の携帯電話機メーカーから累計で44機種が発売された。
同社は、1000万台の出荷に3年かかったのに比べ、2000万台出荷が1年足らずと、すぐに達成された理由について、「日本の高機能な3G携帯電話機の市場が著しく発展したこと。そしてSymbian OSが携帯電話メーカーやネットワーク事業者のニーズに合わせ、開発から市場投入までの時間を短縮できたことなどが挙げられる」としている。