日本電気(NEC)とNECソフトは、メールフィルタリングソフトとメール暗号化ソフト、IAサーバを組み合わせた「メール自動暗号化システム」を商品化、販売を開始した。出荷は6月1日から。
暗号化の判断を自動化、ポリシーの徹底を実現
「メール自動暗号化システム」は、企業内から電子メールを送信する際に、個人情報や機密情報を含むメールを自動的に暗号化するソリューション。キヤノンシステムソリューションズが開発するメールフィルタリングソフト「GUARDIANWALL」と米PGPのメール暗号化ソフト「PGP Universal」、IAサーバ「Express5800/120Ri-2」を組み合わせて実現した。
同システムでは、まず、GUARDIANWALLが持つ個人情報検査機能により個人情報や機密情報を含む疑いのあるメールをフィルタリング時に識別、該当するメールをPGPUniversalが自動的に暗号化して送出する。暗号化の判断をユーザーに委ねるのではなく、システムで一括して処理するため、メール利用者の操作負担や管理コストを軽減しながら、メールセキュリティポリシーを徹底することできる。
価格はハードウェアとソフトウェアを併せて500万円(税別)から。NECとNECソフトでは関連製品を含め今後3年間で40億円の販売を見込む。