このページの本文へ

Wikiで始めるJ-SOX対策――ベリタス・コンサルティングが支援ツール

2007年04月06日 20時40分更新

文● アスキービジネス編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ベリタス・コンサルティングは、4月6日、日本版SOX法対応プロジェクトを支援するWikiベースのポータル構築ツール「J-SOX WikiNote」を発売した。提供開始は4月中旬からとなる。


文書化の過程を記録、プロジェクトの進捗をスムーズに


 「J-SOX WikiNote」は、SOX法対策プロジェクトにおける情報共有にフォーカスしたWikiベースのポータル構築ツール。SOX法対策を進める上で発生するコンサルタントやシステムインテグレータ、監査人などとのやり取りを記録し、情報の共有・集約化を実現する。Wikiベースなので、Webブラウザから手軽に書き込め、変更履歴の管理や構造化が容易といった点がメリットとなる。

「J-SOX WikiNote」の利用イメージ。プロジェクトを一元管理するためのポータルとして利用する

「J-SOX WikiNote」の利用イメージ。プロジェクトを一元管理するためのポータルとして利用する

 具体的な用途は「現場部門からのヒヤリング、最終的な文書化の前の中間成果物の作成」(同社)などがある。日本版SOX法では文書化3点セットと呼ばれる「業務記述書」「リスクコトロールマトリクス」「業務フロー」を用意する必要があるが、文書の作成には従来、ヒアリング作業に手間がかかっていた。J-SOX WikiNoteでは、文書作成に必要な情報を収集するためのインデックスが用意されるため、効率的にヒアリングを行なうことができる。

 J-SOX WikiNoteは、ホスティング込みのサービスとして提供することで運用の手間を省くとともに、社外からも利用しやすくした。価格は初期費用が504万円で、月額利用料金が10万5000円。提供開始は4月中旬の予定。

カテゴリートップへ