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8~14μmの赤外線を検知できる

NEC、熱情報を検知して暗闇で撮影できる“赤外線カメラ用モジュール”を発売

2007年04月06日 17時58分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は6日、温度監視や視覚補助用途向けの非冷却型の赤外線モジュール『HX0830M1』を同日付けで販売開始すると発表した。出荷時期は受注後約3ヵ月を予定している。価格は個別での見積もりとなっている。

『HX0830M1』

『HX0830M1』

手のひらに乗せた図

手のひらに乗せた図

HX0830M1は、温度監視や視覚補助用途向けの8~14μmの波長を検知できる高感度の赤外線センサーと、映像処理回路などを追加した小型軽量のモジュール。画素ピッチは23.5μm、温度分解能は0.075度以下で、解像度は320×240画素。カメラモジュールとして、同社の非冷却型赤外線検知器『HX0830』を搭載し、センサー後方部にセンサーの駆動/読み取り/映像信号処理/電源供給などを行なう回路を搭載している。そのほか、コントラスト調整/輝度調整/白黒反転/デジタルズーム(2倍、4倍)などの機能も搭載する。

映像キャプチャ画面

インターフェースはRS-232C。映像出力は、NTSC/PALのアナログ出力のほか、ITU-R.BT656などのデジタル出力も装備する。消費電力は5W以下。本体サイズは幅38×奥行き65×高38mm。重量は150g。

同社では、販売目標台数を月間2000個を見込んでおり、今後は、解像度640×480画素の非冷却型赤外線センサーを搭載したモジュールの製品化を予定している。同モジュールに搭載している非冷却型赤外線センサーは、単体でも販売を行なう。

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