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ウィルコム、W-ZERO3などで社内グループウェアと同期が取れる中小規模事業所向けサービスを発表

2007年04月03日 18時38分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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(株)ウィルコムは3日、ExchangeサーバーやDominoサーバー(Lotus Notes)などの社内向けグループウェアと、『W-ZERO3』ほかウェブブラウザーを搭載したPHS音声端末で、受信メールやスケジュールなどの同期が取れるサービス“WILLCOM Sync Mobile”を今月16日に開始すると発表した。

サービス概要

“WILLCOM Sync Mobile”サービス概要。専用サーバーなどを用意しなくても既存の環境でモバイルシステムを構築できる

WILLCOM Sync Mobileは、W-ZERO3シリーズやウェブブラウザーを搭載するPHS音声端末で、自分宛てのメールやグループウェア上のスケジュールを外出先でリアルタイムに確認できるサービス。イントラネット内のパソコンをサーバーとするため、現在利用しているExchange・Dominoサーバーやデータベースの設定を変更する必要がないのが特徴。最大20名までのIDをサポートする。

また、紛失や盗難などの緊急時には、パソコン上からリモート操作による端末のロック、データ消去を目的とした初期化が可能。

主なサービス内容および対応端末は以下の通り。

サービス内容
メールの送受信
予定表の同期表示
連絡先の同期表示
仕事の同期表示
メモの同期表示
利用料金
1ID(電話番号)につき月額1800円

対応端末
W-ZERO3(WS003SH、WS004SH)、W-ZERO3[es](WS007SH)、AHJ3001V/3002V、AH-K3001V、AH-J3003S、WX310K、WX300K、WX310SA、WX310J、WX320K、WX321J、WX220J


同日に同社会議室にて本サービスの説明会が行なわれ、ウィルコム ソリューション営業本部 副本部長の青木伸大(あおきのぶひろ)氏、インテリシンク(株) 副社長の井手龍彦(いでたつひこ)氏、ウィルコム ソリューション営業本部 ソリューション推進部の図子純也(ずしじゅんや)氏らが出席し、サービスに関する説明を行なった。

青木氏

ウィルコム ソリューション営業本部 副本部長の青木伸大氏

青木氏は、ウィルコム加入者の割合について「46%が法人であるとし、各種定額サービスの充実から、ほかの携帯電話キャリアーに比べてかなり高い水準にある」と述べた。また、「このサービスではインテリシンクのサーバーを利用することで、専用のサーバーを準備することなく、短期間で低価格なモバイルシステムが導入できる」と説明した。

井出氏

インテリシンク 副社長の井手龍彦氏

井手氏は、インテリシンクが提供するサービスについて「今までは50台以下の端末を利用するようなサービスを用意していなかったが、(最大20名という中小規模の)今回のサービスによりさらに幅広いユーザーを開拓できる」と説明した。

図子氏

最後に図子氏によるサービスのデモンストレーションが行なわれた。サーバーとなるパソコンは発表台にあるノートパソコンを利用している

パソコン

パソコン上でグループウェアの予定表を更新させると……

変更

クライアントのW-ZERO3[es]にも変更の通知が行なわれ、グループウェアにアクセスすると変更部分が見られる

お詫びと訂正:記事掲載当初、インテリシンク(株)副社長の名前に誤りがありました。正しくは井手龍彦(いでたつひこ)氏になります。該当部分を修正するとともにお詫び申し上げます。(2007年4月16日)

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