このページの本文へ

あーる・えす・えす

RSS

2007年03月12日 20時56分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

2007年03月12日 20時56分更新

あーる・えす・えす

RSS

  • この記事をはてなブックマークに登録
  • この記事をdel.ici.ousに登録
  • この記事をlivedoorクリップに登録

RSSとは?

RSSはニュースサイトやブログサイトなどを中心に活用されている、更新情報を自動的に配信する仕組みのこと。RDF Site SummaryあるいはRich Site Summary、Really Simple Syndicationなどを総称する略称。更新された情報の見出しや要約などを配信する。ユーザーはRSSに対応したブラウザやリーダーにRSSサイトを登録することで、更新情報を受信して確認できる。なおRSSは、更新情報を配信するためのフォーマットの総称で、複数の異なる規格が混在している。

  • Web技術


 

詳細解説

更新情報を自動的に配信するRSS

 RSSとは、ウェブサイトが更新情報などを自動的に配信する仕組みのことで、主にニュースサイトやブログサイトで活用されている。ユーザーは、RSSリーダーにウェブサイトのRSSを登録することで、更新情報を手に入れることができる。

RSS情報には見出しや要約、更新時刻などが含まれているため、気になる情報のみを効率よくチェックすることができる。

RSSの成り立ち

 RSSは、1999年に米Netscape Communications社がバージョン0.9を開発したことから始まった。このRSS 0.9は、RDF(Resource Description Framework)という情報の表現方法に関する枠組みを使っていたため、“RDF Site Summary”と呼ばれ、その略称がRSSとされた。その後Netscape社はRDFではなく、XMLフォーマットを採用した“RSS 0.91”を開発している。このため0.91では、“Rich Site Summary”と改名されている。

 一方、RDFを用いたRSSはRSS-DEVワーキンググループが開発を引き継ぎ、2000年12月に“RSS 1.0”がリリースされている。また、0.91以降はフォーマットを拡張した様々なRSSが開発されたため、混乱を避けるために拡張をオプションとした“RSS 0.92”が米UserLand Software社から2000年12月に発表された。UserLand Software社はその後、0.91から0.94までの互換性を持つ“RSS 2.0”を2002年8月に策定し、これを“Really Simple Syndication”と名付けている。

 ウェブサイト側は、RSS配信を行なっていることを「RSS」や「XML」といったアイコンで告知しており、RSS専用のページを用意している。閲覧したいユーザーはこの専用ページのアドレスをRSSリーダーに登録することで、更新情報などを受け取れるようになる。RSSリーダーには、専用のソフトウェアのほか、RSSリーダー機能を搭載したウェブブラウザやメールソフト、デスクトップツール、ガジェットなど多彩にリリースされている。

 また最近では、RSSの配信、受信機能を搭載したブログツールが登場し、RSSを活用した広告配信やビジネス展開、音声データを配信する“ポッドキャスティング”など、さまざまな分野で注目を集めている。

 なお、複数のバージョンをまとめる新しいフォーマットとして、IBMやSix Apart社などが支持する“Atom”が策定され、Googleなどが採用している。

 現在は、複数のRSSと新しい技術であるAtomなど、様々な技術が混在した状況である。

 

■マーケット情報

 

■注目の関連書籍

 

■関連記事(ASCII24)

 

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中