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拡張性に優れるVista入りミニタワーパソコン

Endeavor MT7800

2007年02月16日 18時09分更新

文● 宇野貴教

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Endeavor MT7800』は、エプソンダイレクトのデスクトップラインナップでハイパフォーマンスモデルに位置するマシンである。マイクロタワーケースとMicroATXマザーボード組み合わせは、十分な拡張性と安定したシステム冷却性能を兼ね備えており、ハイエンドユーザーも満足できるバランスの取れたマシンとなっている。Windows Vistaにも対応しており、B.T.O.メニューにHome BasicとBusinessの2つのエディションが用意されているほか、Windows XP Home Edition SP2/Professional SP2も選択できるのが特徴だ。

“Core 2 Duo Eシリーズ”全モデルを含む
豊富なCPUをラインナップ

MT7800本体

クセのないホワイトを基調としたカラーリングで、どちらかと言えば仕事向けパソコンをイメージさせるデザインだ

現在、国内には数多くのB.T.O.(Build to Order、カスタムメイド可能)メーカーが存在するが、その中でもエプソンダイレクトはB.T.O.の選択肢の幅の広さが特徴となっている。本機においてもその特徴が大きく出ており、中でもCPUは豊富で、種類はCeleron DHTテクノロジ対応Pentium 4Pentium DCore 2 Duoの4種が用意され、動作クロックの違いを含めると合計10種のCPUから選択できる。特にCore 2 Duoは“Eシリーズ”の全モデルがラインナップされているので、デュアルコアCPUの中から予算に合うモデルをピンポイントで指定可能となっている。なるべく安く抑えたい方にはシングルコアCPUになるが、それでも4種が用意されており、価格と性能のどちらを重視する方にも選択肢が豊富にあることが分かるだろう。



ミニタワー筐体で性能と拡張性を両立

MT7800の前面

フロント部分は凹凸のあるデザイン。前面のコネクターはUSBのみでオーディオコネクターは背面に用意される

MT7800の背面

背面のコネクターパネル右にあるリアファンは大型の9cm角。大口径のため排熱は十分だが、ファン動作音はやや大きめ

高性能のCPUを搭載する場合は本体の冷却性能が気になるところ。例えば3Dゲームをバリバリプレイしたいがために高性能なビデオカードを搭載すると、より一層冷却への気配りが必要となる。MT7800は幅がスリムな小型ケースではなく、幅と奥行きに余裕のあるミニタワーケースを採用することと、“パッシブダクト”や9cm角の“大型リアファン”を搭載することで、システム全体を効率よく冷却できるように設計されている。ダクトを装備しているため実使用時の静音性はさほど高くはないが、CPUファンは高負荷時でもかなりゆっくり回っているためノイズレベルは標準的なクラスに止まっている。

マザーボードは、チップセットにIntel 945G Expressを採用する、台湾ASUSTeK社製のMicroATXフォームファクター『P5LP-ZA』(エプソンダイレクト向けカスタマイズモデル)を採用する。PCI Express x16スロット1本とPCIスロット3本を装備しており、ビデオカードはB.T.O.メニューのGeForce 7300GS搭載カードを始め、GeForce 7600GT搭載カードやFireGL V3300搭載カードなどがオプションで用意されており、3DゲームからCAD/CGといった特定ビジネスにも幅広く対応できる。

MT7800の内部

ミニタワーのため内部スペースはかなり余裕があるが、メモリーソケット周辺はやや窮屈。CPUファンは側面ダクトにより外部の空気が直接送られる

本機が採用するミニタワーケースは冷却面だけでなく高い拡張性へも貢献しており、PCI Express x16対応ビデオカードはカード長が190mmまでのものを装着できるほか、PCIスロットも3本のうち下2本はフルサイズ(カード長312mm)に対応する。ドライブ増設用のベイも、3.5インチが3つ(うちシャドウベイは2つ)、5インチが1つと豊富なので、後々の増設時にベイの空きを心配する必要はない。拡張を視野に入れてなるべく長く使いたい自作志向の人にも向いているマシンと言える。

今回使用した評価機は、CPUにCore 2 Duo E6300、メモリー1GB、HDD 160GB、ビデオカードなし(チップセット内蔵機能を使用)、OSがWindows Vista Businessという構成だ。CPUはCore 2 Duo E6000シリーズで最下位のモデルだが、ベンチマークテストの結果は1年ほど前ならハイエンドマシンにも匹敵する数値である。この構成でも価格は約12万円で、コストパフォーマンスを考慮するとかなりオススメと言えるだろう。ビデオエンコードなどでさらなる演算処理速度が欲しいなら、CPUをCore 2 Duo E6600や同 E6700に、3Dゲームを主にプレイするのならGeForce 7600GT搭載カードをチョイスするなどして、利用目的に合わせてB.T.O.オプションをチョイスされたい。

ベンチマークテストの結果

PCMark05
Total 3361
CPU 4494
Memory 4082
Graphics 1081
HDD 4067
Video Enc 337
3DMark06
Total 223
CPU 1483
SM2.0 102
SM3.0 None

TPM(Trusted Platform Module) v1.2準拠のセキュリティーチップも標準搭載しており、セキュリティーを保持しながらパフォーマンスも落としたくないという企業向けパソコンとしても十分な機能を持つ。Windows XP Home Editionを選択した場合の最小構成価格は5万5650円なので、スペックは低めでもかまわないからとにかく安価でいまどきのパソコンに乗り換えたい、その後必要に応じて自分でメモリーやHDD、ビデオカードなどを拡張したいという要望にも対応できる。ハイパフォーマンスがほしい、でもなるべく安くという相反するユーザーニーズに応えるデスクトップパソコンである。

Endeavor MT7800の主なスペック
CPU
  • Celeron D 331/347
  • HTテクノロジ対応Pentium 4 631/651
  • Pentium D 945
  • Core 2 Duo E4300/E6300/E6400/E6600/E6700
チップセット Intel 945G Express+ICH7
メモリー PC2-4200対応DDR2 SDRAM 256MB~3GB
同容量2枚1組で装着した場合、デュアルチャネル動作可能
グラフィックス
  • チップセット内蔵機能(アナログ出力、アナログ+デジタル出力)
  • GeForce 7300GS搭載カード(デジタル+デジタル出力)
  • GeForce 7600GT搭載カード(同)
  • FireGL V3300搭載カード(同)
  • Quadro FX1500搭載カード(同)
HDD
  • 40GB~400GB(シリアルATA II接続、最大3基内蔵可能)
  • 40GB~400GB(同容量HDD 2台1組でRAID 1構成)
FDD オプション
光ドライブ
  • CD-ROMドライブ
  • DVD-ROMドライブ
  • コンボドライブ(CD-R/RW&DVD-ROMドライブ)
  • スーパーマルチドライブ(DVD±R DL対応)
  • Blu-ray Discドライブ
拡張スロット PCI Express x16×1、PCI×3
サウンド Intel HD Audio
ネットワーク 1000BASE-T対応Gigabit Ethernet
インターフェース USB 2.0×6(前面4&背面2)、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン)、シリアル×1、パラレル×1、PS/2×2、オーディオ入出力(5.1ch対応)
サイズ 幅179×奥行き406×高さ368mm
重量 約10.4kg(最小構成時)~
OS
  • Windows Vista Business
  • Windows Vista Home Basic
  • Windows XP Professional SP2
  • Windows XP Home Edition SP2

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