米アップルは1日、英サイトのサポートページで、iTunesがインストールされたWindows XP/2000からWindows Vistaにアップグレードした場合に、いくつかの問題が起こりうることを発表した(http://docs.info.apple.com/...)。
想定される主な問題は以下の通り。
- “iTunes Store”から購入した楽曲を再生できない
- “ディスクとして使用”オプションがオフに設定されたiPodは、『iPodソフトウェア』によるアップデートやリストアができなくなる。また、設定も変更できない
- 自動同期がオンになっていて、かつ“ディスクとして使用”オプションがオフに設定されているiPodを同期しなおすには、いったん接続を解除したあとに同期を実行する必用がある
- WindowsのシステムトレイからiPodの取り外しを実効すると、iPod内のデータが損傷してしまう恐れがある。iPodを取り外す際には、iTunesの“コントロール”メニューから“取り出し”を実行する
- アルバムジャケットの切り替えアニメーションの描画速度が遅くなる
- コンタクトリストやカレンダーのデータを同期できない
アップルは、すべてのiPod/iTunesユーザーに対し、数週間以内にリリースされる予定の時期iTunesのアップデートを待った上で、Windows Vistaにアップグレードすることを推奨している。
ただし、それ以前にWindows Vistaにアップグレードする必用があるユーザーは、以下の手順を踏むことで状況を改善できるとしている。
- iTunes Storeアカウントの解除
- iPodの“ディスクとして使用”オプションの有効化
- iTunesのアンインストール
- Windows Vistaのクリーンインストール
- iTunes 7.0.2のインストール
- iTunes Storeアカウントの再認証
すでにWindows Vistaへのアップグレードを実効し、不具合に悩まされているユーザーに向けては、緊急のパッチ『iTunes Repair Tool for Vista』がリリースされている。
