ASCII Power Review 第111回
8コア16スレッドなのにバッテリーの持ちも超級
HUAWEI MateBook 14 (2020AMD) 実機レビュー = コスパ超級の爆速ノートだった!!
2020年12月23日 13時00分更新
Ryzen搭載ノートPCというと、すっかり高性能と低価格を両立したマシンというイメージが定着した感がある。この「HUAWEI MateBook 14 2020 AMD」は8コア16スレッドの「AMD Ryzen 7 4800H」プロセッサーを搭載した14インチモバイルノートPCである。
詳しくはベンチマークの章でご覧いただくが、市場想定価格10万9800円という低価格を実現しつつ、ハイパフォーマンスが魅力のモデルなのだ。
11万円という値付けが信じられない
盛り盛りスペックなノートなのだ
MateBook 14はOSに「Windows 10 Home 64ビット」、CPUに「AMD Ryzen 7 4800H」(8コア16スレッド、2.9~4.2GHz)を採用。メモリー(RAM)は16GB(DDR4-2666)、ストレージは512GB(PCIe接続SSD)を搭載している。用意されているのはこの1モデルのみ。モデルを絞ることで、量産効果で低価格化を実現しているのだろう。
ディスプレーも申し分なし。14インチQHD IPS液晶(2160×1440ドット、185ppi、コントラスト比1500:1、輝度300cd/平方m、色域sRGBカバー率100%、タッチパネル対応)。もちろん4K液晶や有機ELのほうが解像度や画質などは上だが、コスパとバッテリー駆動時間を考慮すれば、QHD ISP液晶というのはモバイルノートPCにベストマッチだ。
インターフェースは、USB Type-C×1(充電、データ転送、DisplayPort)、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、HDMI 1.4b×1、3.5mmヘッドフォン端子×1を装備。メモリーカードスロットは用意されていない。
通信機能は、Wi-Fi 5(11ac)、Bluetooth 5.0をサポート。2020年11月に発表、発売されるノートPCとしてはWi-Fi 6(11ax)に対応してほしかったところだが、現時点の普及状況を踏まえてコストダウンを優先させたのかもしれない。
ファーウェイの独自装備も充実。720p HD Webカメラはキーボード格納型で、生体認証システムとして電源ボタン一体型指紋認証センサーを採用。使い勝手は同社のProシリーズと同等だ。
本体サイズは約308×224×15.9mm、重量は約1.49kg。バッテリーは56Whを内蔵し、バッテリー駆動時間は約11.2時間(JEITA測定法Ver. 2.0)と謳われている。実際のバッテリー駆動時間はベンチマークの章で確認したい。
ストレージはやや物足りない方もいるかもしれないが、それ以外のスペックについては「盛り盛り」と言って過言ではない。ボディーはアルミニウム合金製でサンドブラスト加工、ダイヤモンドエッジ加工が施されている。価格以上の高級感を備えていることは間違いない。
ディスプレー、キーボード、Webカメラも
ファーウェイクオリティー
この連載の記事
- 第245回 フルサイズ6000万画素超えの最強ミラーレスカメラ「ライカSL3」実写レビュー
- 第244回 DellのハイエンドモバイルPC「XPS16」実機レビュー = 未来デザインの16型はGPUも爆速だ!
- 第243回 SIGMA渾身の最新レンズ「15mmF1.4」「500mmF5.6」「70-200mmF2.8」実写レビュー
- 第242回 Core Ultra搭載で11型大画面のポータブルゲーミングPC「ONEXPLAYER X1」実機レビュー
- 第241回 富士フイルムの4020万画素APS-Cコンパクトカメラ「X100Ⅵ」実機レビュー
- 第240回 ASUSが発売した「究極」の2画面モバイルノート「Zenbook DUO」実機レビュー
- 第239回 Core Ultra搭載で最強2in1ノートだ = 「HP Spectre x360 16」実機レビュー
- 第238回 ハーフNDフィルター内蔵でAFも進化の「OM-1 MarkⅡ」実機レビュー
- 第237回 Core UltraとGeForce RTXの組み合わせを計ってみた = 「AORUS 15 (2024)」実機レビュー
- 第236回 ASUSのお買い得ゲーミングノート「TUF Gaming A15」実機レビュー
- この連載の一覧へ