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科学・生物で気になることをお届け! 「数式なんて知らんし!!」 ― 第20回

謎の体調不良の原因は気圧かも? 天気と人の体について

2019年06月12日 12時00分更新

文● イラスト●せれろんやまだ(@Celeron_ymd

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気圧差で頭痛はよくあること

 個人的な印象ですが、今年は少し暖かくなるのが遅かったような気がします。4月に入って、「おっ、今日は昼間あったかいな!?」と思った翌日の朝クッソ寒かったり、雨が降った日には極寒で、都内でも雪が降ったり。去年のGW入りの頃は確か半袖だったのに、今年はトレーナーとフリース着ていました。

 気になって、東京の過去の天気を調べてみると、2018年4月26日の最高気温は25℃だったのに比べ、今年はなんと12・4℃。東京の今年3月の平均最高気温より低いです。これだけ寒暖差が激しいと、風邪ひいてもおかしくないです。「風邪ひいた? それはお前の気合いが足りないからだ!」と上司に言われる人もいるかもしれませんが、気合いでこの寒暖差乗り切れるもんなら乗り切りたいというのが正直なところですね。

 この寒暖差に耐えた体を次に待ち受ける季節要因はそう……“梅雨”“ゲリラ豪雨”“台風”です。お天気が悪くなる前に、体が重い、頭が痛い、気が沈むなどの症状に見舞われる人もいると思います。

 実はこれ、『気象病』という、れっきとした病名がついています。そう、気合いでどうこうできるものではなく、病気なんですね。気象の変化に伴って出てくる頭痛やめまい、肩こりなど様々な症状の総称です。しかし、天気が悪くなるとなぜ体に不調が出てくるのでしょうか?

 諸説あるようですが、どうやら“気圧の変化〟が、人間の自律神経に作用して、いろんな不調を引き起こすようです。それならいっそのこと気圧を何とかしたいところですが、地球に暮らしている以上、気圧からは逃げることができませんね。逃げる方法を考えたとしても、宇宙空間に一定の気圧と人間が生存できる大気と水分などを用意するくらいしか思いつきません。

 が、逃げられなくとも、耳をマッサージしたり、カフェインを摂ったりすることで、症状が和らいだりすることもあるようです。症状の重さによっては、鎮痛剤を使ったり、病院で診てもらうこともできますから、地球にとどまる以上うまく天候変化と付き合っていくのがベストですね!

 さて、そもそもなぜ“気圧が下がると体調が悪くなる”のでしょうか? ここでは、気象の変化に伴って出てくる症状の代表選手として、『片頭痛』を例に説明します。

せれろんやまだ

 大手PC関連デバイス販売代理店で敏腕を誇った“姐御”。科学好きが高じてついに連載開始。夢は家事を放棄すること。

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