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みんなの気になるエンタメ大集合!「アスキーわくわく島」 第5回

エンターテイメント新時代の覇者の魅力に迫る

Netflix見逃しNGなおすすめカタログ ドラマから映画まで人気作ラインナップ

2017年10月08日 13時00分更新

文● さかな亭さめ

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 インターネットやスマホなどの普及により、近年では身近に感じるようになった動画ストリミングサービス。世界190カ国でサービスを展開し、1億400万人もの会員が登録しているというNetflix。サービスの利便性や数々の賞を受賞したオリジナルコンテンツを中心にその魅力に迫る。

「Netflix」6の魅力

魅力1 ニーズに合わせた価格設定でさまざまな端末で視聴可能

 NetflixはスマホやPC、ゲーム機からの映画やドラマ、ドキュメンタリーなどのコンテンツを視聴できるオンラインエンターテインメントサービスだ。画質や同時に視聴できる画面数に合わせて3つのプランを用意していることも特徴。クレジットカードを登録しなくてもNetflixを手軽に楽しめる「ギフトカード」も家電量販店で販売中だ。リモコンにNetflixのボタンが搭載されているテレビも各メーカーから発売されている。

プレミアムプランスタンダードプランベーシックプラン
画質超高画質(UHD)高画質(HD)標準画質(SD)
同時視聴4ストリーミング2ストリーミング1ストリーミング
料金月額1566円(税込)1026円(税込)702円(税込)

魅力2 コンテンツをより楽しめる4K/HDRとドルビーアトモス対応

4K/HDRとドルビーアトモス対応の映画「Okja」

 ハイエンドな映像や音響技術を取り入れることで、Netflixはより豊かで鮮明な視聴体験を提供するとしている。近年では多くのオリジナルコンテンツが高精細で明暗表現に優れる4K/HDR画質に対応。今年からはドルビーアトモスに対応したコンテンツも配信。ちなみに、11月3日に発売されるiPhone Xもドルビーアトモス対応だ。

魅力3 独自アルゴリズムで作品をレコメンド

 レコメンデーション機能では視聴した作品や、視聴をやめた作品、継続して視聴した時間などの傾向を学習して、独自のアルゴリズムをもとにお勧めのコンテンツを提示する。類似作品だけを勧めず、これまで観たこともないジャンルもピックアップすることも特徴。これにより新しいコンテンツとの出会いを提供するという。

魅力4 メンバー数は世界190カ国で1億400万人



 Netflixは世界190カ国でサービスを展開。日本では、2015年9月にサービス提供を開始し、最近は明石家さんまさんが出演したインタビュー形式のCMが話題となっている。オリジナルコンテンツ製作では、国境を越えた製作体制を敷くことがある。配信予定のアニメ「キャノン・バスターズ」は、作品生みの親の米国のラション・トーマスさんが監督を務め、日本のアニメスタジオであるサテライトが製作に参加している。

魅力5 世界中のクリエイターの多様な作品が楽しめる


 オリジナルコンテンツやライセンス料も含めて2017年は60億ドル(日本円で約6680億円)もコンテンツに出資している。Netflixでは、パートナーであるクリエイターの理想を作品で実現できるようにサポートする「クリエイター・フリーダム」という考え方を重視している。もちろん責任もともなうが、広告がないぶん自由度は高い。

魅力6 オリジナルコンテンツはエミー賞やGG賞にノミネート

今年開催された第69回エミー賞にて3部門で受賞した「ザ・クラウン」

 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」が、オンラインストリーミングサービスで初めてプライムタイム・エミー賞を受賞して以来、Netflixのオリジナルコンテンツは世界各国の名だたる賞で受賞やノミネートされている。米国で9月17日に開催された第69回エミー賞授賞式ではスティーブン・ダルドリーとピーター・モーガンがタッグを組んだ「ザ・クラウン」が3部門で受賞した。

 以降からはNetflixで配信されているオリジナルコンテンテンツを紹介していくこう。気になる作品を見つけたら連休などを利用して一気見してみてはいかがだろうか?

麻薬王の暗躍を描くクライムアクション
「NARCOS ナルコス」

 1980年代のコロンビアを舞台に、繰り広げられる麻薬組織と米国から派遣された麻薬取締捜査官との戦いを実話から着想を得て描かれた作品。麻薬王としてのし上がっていくパブロ・エスコバルのカリスマ性はとてつもなく魅力的。米国からの捜査官マーフィーとペーニャがわずかな手がかりから徐々にパブロに迫ってゆくさまも非常にスリリングだ。

<ジャンル>
 ドラマ、ドラマ、アドベンチャー、シーズン3まで配信中、アドベンチャー、アクション





シーズン1
リアルを追求したバイオレンスな人生譚

 「フォーブス」誌の長者番付に載るほどの富を築いた麻薬王パブロ・エスコバルの魅惑的で矛盾に満ちた人生を丹念に描く。撮影地は、エスコバルの活動の本拠地であるコロンビアのボゴタやメデジン。銃撃戦や爆破シーンなども街中で実施したので、ドキュメンタリー作品のようなリアルな画作りとなっている。

シーズン2
政府VSカルテル! ルール無用の全面戦争

 コロンビア軍兵士4000人に包囲されながらも、無傷で刑務所から脱獄した麻薬王パブロ・エスコバルは、カルテルの立て直しに取りかかる。コロンビア大統領は麻薬王に関する情報提供者に報奨金を出すと呼びかけ、市街地で軍によるカルテル掃討作戦を実施し、容赦のない追跡を開始する。カルテル対政府の全面戦争が始まった。

シーズン3
戦いの局面はカリ・カルテル中心に

 シーズン3は、ロドリゲス兄弟を中心としたカリ・カルテルと米国の麻薬取締官ハビエル・ペーニャ率いる新体制のDEAチームの戦いを描く。コロンビア産コカインの8割を支配し膨大な資金をかき集めたカリ・カルテルは、度肝を抜くような計画を発表し、コロンビアの麻薬戦争は新たな局面に突入していくのであった。

欲望と陰謀が渦巻く米国政界ドラマ
「ハウス・オブ・カード 野望の階段」

 「ファイト・クラブ」などで知られるデヴィッド・フィンチャー監督が製作総指揮を務める米国の政治ドラマ。ケヴィン・スペイシー演じる米国の下院議員フランシス・アンダーウッドが大統領に上り詰めるさまを描く。映画さながらのリッチなセットやカメラワークはもちろん、主人公が第三の壁を破って視聴者に話しかける意欲的な演出も素晴らしい。

<ジャンル>
ドラマ、サスペンス、アドベンチャー、シーズン5まで配信中、エミー賞受賞作品、ゴールデングローブ賞受賞作品




英国女王エリザベス2世の成長譚
「ザ・クラウン」

 1952年に25歳で女王に即位したエリザベス2世を中心に描く英国王室ドラマ。本年度のエミー賞ではウィンストン・チャーチルを演じたジョン・リスゴーが助演男優賞を獲得した。エリザベス2世女王が身にまとう衣装やアクセサリーは膨大なリサーチをもとに再現されているという。これらの美しいファッションを観ているだけでも心が豊かになる作品だ。

<ジャンル>
ドラマ、政治、シーズン1まで配信中、エミー賞受賞作品、ゴールデングローブ賞受賞作品


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