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激戦区のミドル帯で白黒つける!GeForce vs Radeon最終激突 (1/4)

2017年06月03日 12時00分更新

文● 加藤勝明 編集●ジサトラショータ

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 PCゲームを快適に遊ぶためにはビデオカードが欠かせない。内蔵GPUの性能が上がってきたとはいえ、話題のビッグタイトルをある程度の画質で楽しむにはまだまだ力不足だ。

 さいわい、現在はNVIDIAのGeForce GTX 10シリーズとAMDのRadeon RX 500シリーズという現行モデルの出来が非常によい。今からビデオカードを購入するのであれば、実売1万円台後半~3万円程度の、いわゆるミドルクラス(ミドルレンジ)GPUを搭載したビデオカードの導入を目指すのがもっとも現実的だろう。

 そこで今回は「GeForceとRadeonのどっちが良い?」という、PCゲーマーにとっては永遠の命題について、現在の状況をまとめてみたい。GPUのアーキテクチャが現行のものに切り替わる前は、性能面で圧倒的にGeForceにアドバンテージがあったが、RadeonがPolaris世代への更新を果たして以来、ミドルクラスに限定すればGeForceとRadeonの性能はほぼ同等レベルだ。

 今回のメインテーマはミドルクラスGPUのガチ対決だが、その前にGeForceとRadeonが持つ機能に差があるのか整理してみたい。価格や性能でイーブンなら、人によっては付加機能の差が決め手になるかもしれないからだ。

まずは最新ドライバーを導入

 GPUの付加機能を利用するなら、まずは最新GPUドライバーの導入が必要だ。GeForce系ならデフォルトで導入される『GeForce Experience(GFE)』が付加機能の入り口になる。Radeon系はドライバーの設定(Radeon設定)がこれに相当するが、後述する録画&配信機能『ReLive』だけはインストール最終段階でユーザーの選択が必要になる。一見GFEの方がシンプルかつスマートだが、GFEの機能を使うためにはNVIDIAアカウント(無料で作成可能)か、FacebookやGoogle等のアカウントでサインインする必要がある点に注意だ。

↑GFEはGeForce用ドライバーを導入すればデスクトップにショートカットが作成される。ただ初回はサインインしないと中の機能にアクセスできない。一見デメリットだらけのようだがGFEユーザー向けに抽選でゲームコードなどが当たる企画がもたまにあるため、サインインして損することはない。

↑これがGFEのメイン画面。インストール済みのゲームの一覧がズラリと並ぶ。各機能については後述する。

↑Radeonドライバー、すなわち「Radeon Software」のインストールの最終段階で左下の「Install Radeon ReLive」をクリックすると、録画&配信機能が組み込まれる。後からこの機能だけを追加することも可能だ。

↑Radeonの場合はデスクトップ上で右クリックして『Radeon設定』を呼び出すことで設定画面が呼び出せる。現行バージョン(Crimson Edition)になってからUIがモダンになったが、少々分かりにくいのも確かだ。こちらも機能については後述。

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