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Swift Playgroundsで学ぶiOSプログラミング 第17回

落ちつくんだ…『素数』を数えて落ちつくんだ…

新機能ステップ動作はprint()を併用すると効果的

2016年12月05日 17時00分更新

文● 柴田文彦 編集●吉田ヒロ

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 前回の最後にちょっとだけ触れたように、最新のSwift Playgroundsにはプログラムの「ステップ動作」機能が追加されました。これは正確には'16年11月21日リリースされたバージョン1.1.1から利用できるようになったものです。

 ステップ動作というのは、プログラムのデバグ機能の1つです。開発中のコードが思ったように動かない場合に、プログラムを1ステップ(たいていはソースコードの1行)ずつ実行し、そのつど変数の値の変化など、経過を観察することを可能にします。特にループ動作など、一気に実行すると途中経過がわからず、予想外の結果だけが出てきて、不具合の理由がわからない、といった場合に威力を発揮します。

 このようなデバグ機能は、Xcodeはもちろん、世の中の「IDE(Integrated Development Environment)」あるいは「開発環境」と呼ばれるアプリケーションには必ず備わっています。その意味ではSwift PlaygroundsもIDEに一歩近づいたと言えるかもしれません。しかし、現状のSwift Playgroundsのステップ動作は、本格的なIDEのものに比べるとかなり見劣りします。今回は、そこをなんとか補って、デバグ機能としてうまく利用する方法を示しましょう。

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