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みやさとけいすけの工具探検隊 第148回

あの四角い9V電池もUSB Type-Cで充電する時代! 実際に使ってわかった意外な違い

2026年09月21日 18時00分更新

文● 宮里圭介 編集●こーのス/ASCII

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●アルカリ乾電池とどのくらい違うかをチェック

 最も気になるのが、普通の006P乾電池との違い。ということで、まずはサイズと出力電圧を比べてみましょう。

左から、ENEGON、EBL、ダイソーのアルカリ乾電池(以下、乾電池)の順です

 パッと見同じに見えますが、よく見比べてみると微妙にサイズが違います。ノギスを使って「幅×奥行き×高さ」を測ってみたところ、ENEGONが26.1×16.4×47.3mm、EBLが26.1×16.5×48.0mm、乾電池が25.1×16.7×47.1mmとなっていました。

 ENEGONとEBLはどちらも乾電池より横幅が約1mm太く、ギリギリサイズに作られている電池ボックスだと、入らない可能性があります。また、EBLは高さが約0.9mm高いため、スナップで接続するのではなく、板ばね端子へ押し当てるタイプの電池ボックスだと入らない、もしくは抜けなくなる可能性もあります。

 出力電圧は無負荷時ではなく、機器を動かしているときの電圧で比較。具体的には、赤外線温度計の使用中に電圧を測ってみました。この場合の電圧は、ENEGONが9.10Vで、EBLが8.21V。個体差はあると思いますが、どちらもおおよそ公称通りの結果といえるでしょう。ちなみに乾電池の電圧は9.58Vでしたから、思ってたよりだいぶ高いですね。

赤外線温度計に電池を入れ、スナップの接続部で電圧を測りました

 こうしてみると、EBLはサイズが大きく電圧も低いため、互換性は低め。ENEGONの方が、サイズも電圧も乾電池に近い結果となっていました。

 続いて製品そのものの話として、付属品と仕様をチェックしてみましょう。

●「1100mAh」の数字だけでは容量を比べられない

 ENEGONはType-Aからの二股ケーブルとマニュアルが紙箱に入っているだけというシンプルなもの。これに対しEBLはプラスチックの専用ケースも付属しており、収納時の使い勝手はEBLの方がよさそうでした。

ENEGONとEBLの付属品比較。ケースがあるぶん、EBLの方がおトク感があります

 ただし、マニュアルはENEGONの方が上。個人的に重視しているのが、どこまで仕様が細かく書かれているかという点です。ENEGONは電圧、エネルギー容量(mWh)、バッテリーの定格容量(mAh)、最大電流、充電電流まで細かく記載があるのに対し、EBLは電圧とエネルギー容量だけ。その電圧も「9V」となっており、最大8.4Vではありません。また、バッテリーの定格容量も記載なし。どちらもAmazonの商品ページにあるとはいえ、これはちょっと不親切です。

ENEGONのマニュアルの一部。仕様が細かく書かれています

EBLのマニュアルの一部。9Vと5400mWhしかありません

 ちなみにENEGON、9Vの1100mAhであれば9900mWhだろう、と思ってしまいますが、実際は4100mWh。これは計算してみるとわかりますが、約3.7V×1100mAhの容量なんですよね。このことから、内部で3.7Vを9Vに昇圧してから出力しているというのが予想できます。

 なお、ENEGONの商品ページだと4100mWhの表記はなく、1100mAhとしか書かれていません。EBLの650mAhと比べるとエネルギー容量が大きいように見えますが、EBLは5400mWhですから、実はEBLのほうが大きかったりします。充電池の内部構成がわかっていないと、mAh表記は紛らわしいので、気を付けないとダメですね。

 充電方法はどちらも同じで、付属のケーブル、もしくはType-CケーブルでUSB充電器と接続するだけ。Type-C端子の位置は異なりますが、どちらも充電中はLEDが赤に光、充電完了後は緑になるというのは共通していました。このあたりの使い勝手は同じです。

Type-C端子の位置は異なりますが、使い方は同じ

 ちなみに、USB PD対応の充電器でType-Cケーブルを使った場合も、ちゃんと充電できました。Type-A出力からしか充電できない、ということはないので安心してください。

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