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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第171回

5秒の動画を3秒で出せる 動画生成AI「MiniMax H3」が爆速に進化

2026年08月31日 07時00分更新

文● 新清士

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動画の“リアルタイム生成”で、まったく異なる変化が起きる

 今回公開されたFastH3は「Preview v1」と位置づけられており、今後も追加学習が進められ、アップデートされる予定です。品質がさらに向上する可能性があります。

 また、現在はT2VA(テキストから動画と音声を生成)の1種類しか提供されていませんが、今後も学習を進め、FL2VA(最初と最後の画像から動画と音声を生成)、Ref2VA(最初と最後の画像から動画と音声を生成)へと拡張が予定されています。

 しかし、すさまじいのはMiniMax H3が登場してから、わずか1ヵ月足らずで、ここまで急激な変化が起きていることです。

 実際に生成してみるとわかりますが、速く生成でき、コストも小さくなると、試行錯誤がとても簡単になります。プロンプトのちょっとした違いを試してみるなど、様々なことが可能になります。これは表現の深さを探索するために大きな変化をもたらします。

 そして、H3 Max Liveが示しつつあることですが、限りなくリアルタイム生成に近づいたとき、決められたキャラクターでドラマを自由に展開させたり、ゲーム的な展開を実現したりといった、まったく別種の応用の仕方が登場すると考えて間違いないでしょう。動画AIが手軽になることで、まったく異なる応用像が姿を現そうとしています。

筆者紹介:新清士(しんきよし)

1970年生まれ。株式会社バリーン・スタジオ Creative Tech Lab./デジタルハリウッド大学大学院教授。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。ゲームジャーナリストとして活躍後、VRマルチプレイ剣戟アクションゲーム「ソード・オブ・ガルガンチュア」の開発を主導。2026年3月に発売したクラフト系サバイバルゲーム「Exelio」のAIによるキャラクターデザイン、3Dプロップの作成を担当。著書に『メタバースビジネス覇権戦争』(NHK出版新書)がある。

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