旅行中の移動時間、皆さんはどう過ごしていますか? 私は大のお酒好きです。日本の新幹線や特急列車に乗る際は、駅の売店で冷えた缶ビールと駅弁、おつまみを買い込み、車窓を流れる景色を眺めながらプシュッとやるのが最高の幸せ。もちろん泥酔しないよう注意をしていますが、これこそ「至福のひととき」であり、鉄道旅の最大の醍醐味だと思っています。
しかし、そんなお酒好きな旅人の私にとって、最近気になるニュースが飛び込んできました。それがビール大国として知られるドイツからのニュースです。
●ドイツは駅で禁酒! でも列車に乗れば飲んでOK
2026年7月より、ドイツ鉄道(DB)は新しいルールを施行し、「ドイツ国内の全駅構内におけるアルコール消費を原則禁止」としたのです。駅のホームでビール瓶を片手に列車を待つ……という、かつてよく見られた光景がついにNGになってしまいました。
とはいえ、禁止されたのはあくまで駅構内であり、「列車内への持ち込み」と「車内でのお酒の消費」は引き続き許可されています。また駅構内の認可された飲食店での飲酒もOKです。ドイツで鉄道旅をする場合、「飲むなら乗車してからか決められたお店で」が、これからの新常識といった感じ。
●海外では「車内で一杯」がアウトになる国も
さらに世界に目を向けると、そもそも車内での飲酒が法律で完全に禁止されていたり、持ち込みルールが激しく制限されていたりするケースが少なくありません。日本の感覚で「海外の列車でもビールを持ち込んで乾杯!」とやってしまうと、とんでもないトラブルに発展可能性もあります。
たとえばアメリカのアムトラック。広大な大陸を横断する長距離列車でワインを……と考えてしまいます。ですが、公共の場での飲酒に厳しいアメリカでは、一般席(コーチクラス)で外から持ち込んだ私物のお酒を飲むことは禁じられています。お酒を楽しめるのは、カフェカーで販売されているものを購入して飲むか、寝台車の個室という「プライベート空間」で飲む場合のみです。
寝台列車の旅が人気のタイでも、鉄道での飲酒に厳しい国。過去に飲酒による事件・事故があったため、列車内での飲酒は禁じられています。さらに2026年5月からは新規則が施行され、鉄道駅や車内など公共交通機関におけるお酒の販売・飲酒が「明確な禁止区域」として厳格に定められました。違反すると最長6か月の禁錮や最大1万バーツ(約4万8000円)の罰金という重いペナルティが科せられる可能性があります。
またイスラム教を国教とするマレーシアも、当然ながら飲酒はNGです。特急列車(ETS)などの長距離移動であっても、車内でのアルコール消費は固く禁じられています。
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