オープンウェイトAIモデルへの性急な規制に反対する共同書簡に、当初は名前のなかったOpenAIやGoogleなどが相次いで署名した。主要AI開発企業ではAnthropicのみが署名していない状況となっている。
書簡「Open Weights and American AI Leadership」は、NVIDIAのジェンスン・ファンCEOが7月24日に自身初となるXへの投稿で公開したもの(参考記事)。当初はNVIDIA、Microsoft、Hugging Faceなど25の企業・団体が署名していたが、その後も賛同企業が増え、OpenAI、Google、xAIなども加わった。署名企業は50社規模へ拡大し、現在も追加が続いている。
ファンCEOは投稿で、「AIはあらゆる産業を変革し、すべての企業を支え、すべての国で構築される」と述べた。オープンウェイトモデルは安全性やサイバーセキュリティを強化し、各国・地域のAI主権を支える重要な存在だと訴えた。さらに「世界には最先端のクローズドモデルと最先端のオープンモデルの両方が必要だ」と主張している。
オープンウェイトモデルは学習済みの重み(ウェイト)を公開することで、企業や研究機関が自社環境で実行できるモデル。書簡では、こうしたモデルは競争を促進し、安全性の検証やセキュリティ強化にも貢献するとしている。
ひとこと:Anthropicだけが署名を見送っている点が特に注目されます。ダリオ・アモデイCEOはOpenAI在籍時から「フロンティアAIは、核技術やバイオ技術に近い危険性を持つ」という立場から規制を主張し続けてきました。一度ウェイトを公開してしまえば引っ込めることは不可能になるため、危険な能力を持つモデルを規制なしでオープンにすることは警戒すべきだというわけです。
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