懐かしの名作も、話題の新作も。ファミコン世代のゲーム放浪記 第59回
どら焼き屋のはずが藤子キャラ祭りに! Switchで遊ぶ「ドラえもん」経営ゲームが時間泥棒すぎる
2026年06月26日 20時00分更新
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藤子キャラが集まるゲーム、また来ました
こんにちは。ファミリーコンピュータと同い年、ゲームとガジェットを愛するASCII編集部のオールドルーキー、西川と申します。私の趣味はゲーム収集で、メガCDの全タイトル(116本)とXbox 360の全タイトル(725本)をコンプリートしています。
今回紹介するのは、「ドラえもんのどら焼き屋さん物語 -Switch」。Amazonでは3,801円で発売中です(6月26日現在)。
藤子・F・不二雄生誕90周年企画の一環として2024年に制作された「ドラえもんのどら焼き屋さん物語」が、永久封入特典のスペシャルガイド付きでパッケージ販売となりました。
ダウンロードで遊ぶのもいいですが、こういうキャラクター大集合ものは、やっぱり手元にパッケージがあるとうれしいもの。棚に並べたときの「藤子・F・不二雄作品、ここに集結!」感がたまりません。
藤子・F・不二雄キャラが集まるゲームと聞くと、個人的にはWii Uの「藤子・F・不二雄キャラクターズ 大集合! SFドタバタパーティー!!」を思い出します。私はWii Uソフトを収集中なので、あのタイトルには妙に馴染みがあります。
ただ、今回の「ドラえもんのどら焼き屋さん物語」は、登場キャラクターの幅がかなり広め。ドラえもん、のび太たちだけでなく、藤子作品の顔ぶれが次々出てくるので、「あ、この人も来るの!?」という小さな驚きがありますね。ファンなら画面の端まで見たくなることでしょう。
どら焼き屋のはずが、映画館もリサイタルも出てくる
ゲーム内容は、街のどら焼き屋さんを大きくしていく経営シミュレーションです。新商品を開発し、素材を探し、お客さんを増やし、店を育てていく。ここまではかなりまっとうな店舗経営ゲームなのですが、進めていくと映画館を建てたり、空き地でリサイタルを開いたり、だんだん「どら焼きどこいったんや?」という気持ちになってきます。
けれど、そこがいい。ドラえもんの世界で商売をするなら、商店街の枠に収まっているほうが不自然です。空き地でリサイタルも開催されて当たり前。「永久ににげ回ってるわけにも、いかないぜ…。」とつぶやいてしまいますね。
人手が足りなければコピーロボットで補い、経営をラクにしたければ未来デパートでひみつ道具を買う。普通の経営シミュレーションでやったら「ズルでは?」となる話も、ドラえもんなら一気に許されます。むしろ「その手があったか」と笑いながら受け入れられるのが強いところ。数字を見て効率化するゲームでありながら、空気はずっと藤子・F・不二雄ワールド。シミュレーションゲーム初心者にも遊びやすいゆるさがあります。
家族でわいわい遊ぶにもちょうどいい一本
難易度もほどよく、何をすればいいのかわからなくて詰まる感じは控えめ。商品を増やす、店を広げる、キャラクターが来る、また新しいことができる。その繰り返しが気持ちよく、気づいたら時間が溶けています。
寝る前に少しだけ……と思って始めると、だいたい少しでは終わりません。どら焼き屋の看板を出しているのに、プレイヤーの可処分時間まできっちり回収していく、なかなか“商売上手”なゲームです。
夏休みに遊ぶ一本としてもかなり向いているのではないでしょうか。お子さんと一緒に「次は何を作る?」「誰が来た?」と話しながら進められますし、大人は大人で藤子キャラの登場にニヤニヤできます。
パッケージ版ならスペシャルガイドも付いてくるので、家族でわいわい遊ぶにはちょうどいい一本。どら焼き屋さんを始めたつもりが、いつの間にか藤子・F・不二雄テーマパークを作っている。そんな楽しい脱線を、Switchで味わえますよ。
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