アイリスオーヤマは6月26日、同社として初めて、ソフトウェアとハードウェアの開発・製造を完全内製した法人向け清掃ロボット「JILBY(ジルビー)」を発表した。7月1日に発売する。
清掃ロボットは導入して終わりではなく、施設の構造や運用時間、清掃範囲、利用者の動線に合わせた調整が必要になる。ソフトとハードを自社で持つことで、機能追加や外部システムとの連携、導入先に合わせた個別カスタマイズに対応しやすくするのが狙いだ。
JILBYは、床面の集塵清掃をする法人向けロボット。ソフトウェアはアイリスグループのシンクロボが開発し、ハードウェアは中国・遼寧省の大連工場で製造する。
清掃完了後に自動で充電ステーションへ戻る自動充電機能を備える。バッテリーは着脱式で、別売りの追加バッテリーに入れ替えれば連続稼働も可能。通常のノーマルモードや集塵力を高めたパワーモードに加え、稼働音を抑えた清掃もできる。
また、10インチの大型モニターを搭載し、集めたごみをためる紙パックは着脱しやすい仕様にした。機体を傾けやすくするためのフットステップも大型化し、底部のブラシなどのお手入れがしやすくなっている。
LiDARセンサー、3Dカメラ、超音波センサー、段差センサー、センサー搭載バンパーを備える。周囲の物体や人、障害物、段差をリアルタイムで検知し、清掃中の接触や転倒のリスクを抑えられるようになっている。
今後は、エレベーター、フラッパーゲート、自動ドアなど、施設内の外部システムと連携する機能も順次追加予定。建物の設備と連動した動作を想定する。
同社は2020年にロボティクス事業へ参入。業務用清掃ロボットのベンダーシェアでは、2023年から2025年まで3年連続で首位を獲得したとしている。サービスロボットの累計導入社数は2025年12月までに7000社、累計出荷台数は2026年4月までに2万5000台を超えた。
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