6月2日から6月5日まで、アジア最大級のコンピューター見本市「COMPUTEX TAIPEI 2026」が台北で開催された。
アスキーでは、業界を隅々まで知るベテラン・自作PC系テクニカルライターのKTUこと加藤勝明氏を取材班メンバーに起用! 現地に滞在し、イベントに密着した!
本稿では、CoolerMasterの本社を訪れたKTUのレポートを掲載。
「12V-2x6の焼損問題についてどのメーカーも頭を悩ませているが、CoolerMasterのアイデアは電源ユニット側にアラート機能を持たせるというもの。これは黒ひげ危機一髪ならぬ、12V-2x6危機一髪ゲーム。6本ある12Vレールを切ってどこで落ちる? というものだが、これはゲームなので本当に機能するスイッチはレールあたり1つだけ」(KTU)
「12Vのレールに異状が発生するとLEDは赤点滅→赤常灯へ。赤常灯になると10秒後に強制シャットダウンとなる。これ、PCケースに入れたままだと見えないよね? と考えた貴方は正しい。が、同社がそれを考えていないわけではない」(KTU)
「この電源ユニットの箱の前に出ているケーブルは電源ユニットとビデオカードの間に設置するアダプター。箱の部分に12Vレールの電圧を監視する回路が入っていて、電圧が異状を示すとLEDが点灯、より悪い状態になると大音量でブザーを鳴らしてシャットダウンさせる(これも猶予10秒)。CM社の電源ユニットでなくても使える設計なので、12V-2x6ケーブルを運用している人は欲しくなりそう」(KTU)
「いやいや12v-2x6にケーブルを挟むのもダメでしょ、という人にはこのV Platinum V3シリーズ。この電源には手前にあるQiの充電器(USB Type-C接続)が同梱する。じゃんけん大会のノベルティーかよと思うかもしれないが、この充電器に仕込まれているLEDは、12V-2x6の異状を知らせるLEDと連動する。つまり12V-2x6の状態が手元で確認できるというわけだ」(KTU)
「どうやって電撃ユニットとQi充電器を連動させるかだが、答えは電源ユニット側にUSBの無線ドングルが仕込まれており、この電波を同梱のQi充電器が捉えるという仕組み。この手があったか……!」(KTU)
「電源ユニット側コネクターを小型のものにすることで普通のATX電源のように色々引き出せる、というコンセプト。小さいコネクターだと燃えやすくなるが、CM社は1000本以上のケーブルを犠牲にして達成。努力のベクトルが異次元すぎる」(KTU)
「ビデオカード用8ピンケーブルも、片方が普通の、もう片方が小型のものになっている。普通のATX電源が使えないけど、沢山電源ケーブルを生やしたいというすごくニッチなニーズに応えたいというCM社の気合いはよく分かった」(KTU)
「見かけは普通のサイドフローな空冷だが、ファンの固定に針金を使わずスライドさせるというもの。運送中にファンが脱落するリスクが大幅に抑えられるということで、BTO PCメーカーが興味を示しているとか」(KTU)
「ファンハウジングはもちろん、ファンブレードもアルミで作ると風量が大きくても静か、で精度も上げられるという。ブレードとハウジングのクリアランスは0.4mmだとか」(KTU)
「空冷クーラーとAIOを組み合わせたらもっと冷えるんじゃね? 的な会話があったのかもしれないAIOクーラーのコンセプトモデル……水冷ヘッドに大きめのヒートシンクと120mmトップファンを装備。力技でCPU周辺もガッツリ冷えそう」(KTU)
アスキーでは、KTUのポストだけでなく、現地取材記事も大量に投入中!
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