公衆Wi-Fiのバックホールとしてミリ波を活用
そんななか、ソフトバンクは新たな「ミリ波活用」を投入してきた。
公衆Wi-Fiスポットのバックホールとして、ミリ波を使うというものだ。
大規模なイベントが開かれる際、Wi-Fiのアクセスポイントを設置するのだが、その際、ミリ波の無線設備を使うことで、光回線などを敷設できない場所にも対応できるというものだ。
鈴鹿サーキットでも、ミリ波を使ったWi-Fiアクセスポイントが設置されていた。
ただ、ミリ波のアンテナのすぐ横に、ミリ波を受信するアンテナが設置され、そこにWi-Fiのアクセスポイントをつなぐという謎仕様になっており、取材に参加していたメディア陣からは「あの距離ならケーブルでつなげばよくない?」と総ツッコミを受けていた。
本来であれば、ちょっと離れた場所にイベントステージがあり、F1ドライバーが登壇する際には数千人が集まるスペースがあるため、その近くにWi-Fiのアクセスポイントを置ければ理想的な運用なのだろう。今回は、どちらかというとお試し的な使い方になっていたようだ。
ソフトバンクユーザーによるトラフィックの一部をWi-Fiに流すことができれば、それだけセルラー網の負荷も下がるということで、全体的なユーザー満足度は上がるはずだ。
ミリ波対応のデバイスがなかなか普及しない中、着けてしまったミリ波基地局を活用するという点においても、Wi-Fiアクセスポイントのバックホールにするというのは、賢いやり方と言えるだろう。
実際、鈴鹿サーキットでも同時に最大200人がWi-Fiアクセスポイントに接続していたという。
また、施設内で使っていたミリ波の基地局は去年、大阪・関西万博で使われていたものを再利用したという。コンパクトで短期間に設置工事が出来るという点においても、ミリ波基地局はとりまわしがいいというわけだ。
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