最新パーツ性能チェック 第475回
Core Ultra 200S Plusシリーズを検証【前編】
Core Ultra 7 270K Plusは定格運用で285K超え!Core Ultra 5 250K Plusは265Kにほど近い性能
2026年03月23日 22時00分更新
2026年3月26日(北米基準)、インテルは「Arrow Lake Refresh」の開発コードネームで知られてきた「Core Ultra 200S Plusシリーズ」の販売を解禁する。その概要は既報の通りだが、「Core Ultra 7 270K Plus」「Core Ultra 5 250K Plus」「Core Ultra 5 250KF Plus」の3モデルがPC自作市場向けに流通する予定だ。BTOパソコンなどでも採用モデルが順次登場するだろう。
Core Ultra 200S Plusシリーズの最大の特徴は、Core Ultra 7 270K Plusが北米価格で299ドル、Core Ultra 5 250K Plusは199ドルという攻めた価格設定だ。一方で、国内販売価格についてはまだ筆者には伝わってきていない。ただし、今回は発売前にレビューデータの公開が解禁されたので、まずは性能をチェックすることにしたい。
例によって検証すべき項目が多い上に時間も体力も乏しいという状況でのスタートである(毎度のことだが)。そこで前編となる本稿ではCore Ultra 200S Plusシリーズの概要と特徴、基本的なベンチマークやクリエイティブ系処理における検証にとどめる。Intel BOT(Intel Binary Optimization Tool)を含めたより広範な検証は後編で行う予定だ。
「Refresh」だけどクロック&コア数が「Plus」
インテルが開発コードネームに「Refresh」と付与した場合、元の世代のマイナーチェンジ版だと思う人が多いだろう。Haswell Refresh、Kaby Lake Refreshのように単なるソケット互換でクロック向上といったモデルが印象深いが、Coffee Lake Refreshのようにコア数が増えた例もある。今回のArrow Lake RefreshことCore Ultra 200S Plusシリーズは、前世代に比してEコアが増えているため、後者のパターンだ。
コアクロックやMTP(Maximum Turbo Power)などの電力に関係するスペックは、前世代とほぼ変わっていない。しかし、メモリークロックの定格はDDR5-7200に引き上げられ、ダイ間クロック(D2Dクロック)も従来の2.1GHzから3GHzに上がり、これまで「Intel 200S Boost」を利用して到達できた領域(の近いところ)で、定格運用できるようセッティングされた製品といえる。
アーキテクチャーが変わっていないため、既存のインテル800シリーズチップセット搭載マザーボードで利用できる。なお、最新BIOSでなくともブート可能だが、一応最新版BIOSに上げておくことをオススメする。

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