アップルは2028年前半に発売予定の低価格モデルのiPhone 19eに、画面のなめらかさが大幅に向上する120HzのProMotionディスプレーを搭載する可能性がある。韓国メディアZDNet Koreaが3月16日に報じた。
同紙は業界関係者からの話として、アップルはiPhone 19eに現在のiPhone 17シリーズやiPhone Airと同じ「LTPO」と呼ばれる方式の有機ELディスプレーを採用することを検討していると伝えている。
LTPOディスプレーは画面のリフレッシュレート(書き換え速度)を1Hzから120Hzまで自動で変化させ、動きの速い映像はなめらかに表示しつつ、静止画面では消費電力を抑えられるのが特徴だ。
先日発売されたばかりのiPhone 17eは60Hzの「LTPS」方式のディスプレーを採用しており、来年登場予定のiPhone 18eも同じ方式になる見込みだ。同価格帯のAndroidスマートフォンではすでに120Hz対応が一般的なだけに、iPhoneの低価格モデルでの対応が待たれていた。
ただし、この計画の実現にはアップルが開発中の次世代ディスプレー技術「LTPO+」の進捗がカギを握っている。LTPO+は従来のLTPOよりもさらにバッテリー消費を抑えられる技術で、アップルは2028年にiPhone Airや折りたたみ式iPhoneなどの上位モデルにこのLTPO+を搭載する計画だという。
上位モデルがLTPO+に移行することで、従来型のLTPOパネルがiPhone 19eなどの低価格モデルに回せるようになるという仕組みだ。つまり、LTPO+の開発が間に合わなかった場合は、iPhone 19eへのLTPO採用も先送りになる可能性があるというわけだ。
なお、アップルは2024年発売のApple Watch Series 10でLTPO+(LTPO3とも呼ばれる)を初めて採用しており、LGディスプレーがパネルを供給した。アップルには新しいディスプレー技術をまずApple Watchで試してからiPhoneに展開するという法則がある。
以前の報道ではアップルは2027年のiPhoneラインナップの一部にLTPO+を採用する可能性も伝えられていたが、今回のZDNet Koreaの報道によると量産体制がまだ整っていないため、2028年に持ち越されたようだ。
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