今回訪れたのは、丸の内二重橋ビルの人気店「築地青空三代目 丸の内」。カウンター越しに職人の所作を眺めながら、旬の魚介を使った本格江戸前寿司をゆっくり味わいます。思わず唸る絶品マグロや、ウニが溢れる軍艦など、贅沢なコースの魅力をたっぷりご紹介します!
カウンター越しの職人の美しい所作に見惚れて
年度末までのプロジェクトを終えたご褒美と、昇進祝いを兼ねて上司と共に訪れたのは、丸の内二重橋ビルに店を構える人気店「築地青空三代目 丸の内」。豊洲市場から仕入れる旬の魚介を、職人の丁寧な仕事で一貫ずつ仕上げる江戸前寿司の名店です。都内にも数店舗ありますが、店によって仕入れ先やコース内容はそれぞれ異なるのだそう。
暖簾をくぐると、木のカウンターとやわらかな灯りが広がる落ち着いた大人の空間。店名を象徴するような、金と水色を基調にした華やかな装飾が印象的です。早速カウンター席に腰を下ろし、ご褒美ディナーの始まりです。
お寿司の前に、まずはつまみから。最初に登場したのは、あなごの稚魚「のれそれ」。透き通るような見た目で、つるりとした口当たりが印象的。ほんのりとした甘みがあり、春の訪れを感じる一皿です。お刺身の「めじまぐろ」は2〜3月に揚がる若いマグロで、皮ごと食べられるのが特徴だそう。藁焼きにすることで香ばしさが加わり、爽やかな脂の旨味がたまらない美味しさです。
続いては「子持ちヤリイカ」。中にはゲソが詰められ、低温調理でふんわりと柔らかく仕上げられています。甘いタレとわさびの相性が抜群で、ふにっとした食感がクセになるおいしさ。思わずパクパクと食べ進めてしまいました。そして驚いたのが「ニタリ鯨」。豊洲でも入荷数が少ない希少な食材で、なんと10日間かけてゆっくり解凍することで肉質の柔らかさを保つのだそう。分厚く切られているのに驚くほど柔らかく、まるで上質な赤身肉のような口当たり。筋が残らないように切り方にも工夫されていて、まさに職人技の結晶でした。
いよいよ握りの登場! シャリには独自のブレンド米を使用し、酢は多くの江戸前鮨店に愛される新木場「ヨコ井」の酢をベースにしたオリジナル配合。ほんのり温かく、砂糖を使わないすっきりとした後味が特徴です。
最初の一貫は、そんなシャリの魅力をしっかり味わえるという長崎の「かすご鯛」。皮目を湯引きすることでほのかな香ばしさが加わり、口に入れた瞬間に米の甘みと鯛の旨味がふわりと広がります。徳島のスミイカは旨味を引き出すため一日寝かせているそうで、使用するのはイカの中でも最も厚みのある部分のみ。シャリと同じくらいの厚さがありながら歯切れがよく、噛むほどに広がる自然な甘みが印象的でした。
日本酒はもちろん、日本ワインも充実しているという「築地青空三代目 丸の内」。この日は山形の「ウッディーファーム&ワイナリー」のワインを仕入れているとのことで、白ワインを注文してみました。鼻に抜けるハーブやほのかなスパイスのニュアンスが心地よく、お寿司の旨みを引き立ててくれる一杯です。
合わせていただいたのは、愛知のサヨリ。大葉の爽やかな香りがふわりと広がり、透明感のある身とシャリの相性も抜群。すっとほどけるような口当たりで、こちらもシャリの美味しさが際立つ一貫でした。
コース終盤には、お店の代名詞ともいえるマグロの赤身と中トロが登場。マグロは、多くの名店が卸先に指定しているという「藤田水産」から仕入れているものだそうで、このマグロを目当てに通うお客さんも多いのだとか。
何より印象的なのは、その口溶けの良さ。柔らかく上品な脂がふわりと広がり、粒立ちのいいシャリとのコントラストを楽しんだあと、口の中でゆっくりとほどけていきます。思わず目を閉じて、その余韻をじっくり味わいました。
そして圧巻だったのが、終盤に登場した軍艦。北海道のバフンウニが、軍艦から溢れそうなほどぎっしり盛られていて、口に入れた瞬間にとろける濃厚な甘みに思わず悶絶してしまいます。
さらに最後を締めくくるのが、これでもかとマグロが詰まった巻物。シャリとネタの比率が1:9ほどという贅沢なボリュームに驚きつつも、もう一度マグロの美味しさに浸れる嬉しさを噛み締めながら、ゆっくりといただきます。旨みの濃いひと口を堪能したあとは、お味噌汁でほっと一息。「お仕事、頑張ってよかった…!」としみじみ思える、幸せなご褒美ナイトでした。
職人の丁寧な仕事を間近で眺めながら、一貫ずつ味わう江戸前寿司。素材の良さはもちろん、魚の扱いや握りに至るまで細やかな技が光り、どの一皿も思わず唸ってしまう美味しさでした。カウンター越しに大将との会話を楽しみながら、ゆっくりと食事を重ねていく時間もまた格別。今回のコースは「夜のおまかせ ≪フジタ水産の極上本鮪≫ (つまみと握り寿司)」18,000円とちょっとお高めですが、仕事の節目や大切な人とのお祝いの日に訪れたくなる一軒です。丸の内で少し特別な夜を過ごしたいときに、ぜひ訪れてみてください。
築地青空三代目 丸の内
住所:東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビル B1F
電話番号:050-5596-4014
営業時間:12:00~15:00、17:30~22:00
定休日:日曜
公式サイト:https://tsukijiaozora-sandaime.com/
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