●数百トンを動かす怪力マシン。飛行機を“押す”仕事の裏側
【巨大な機体を操る「怪力」の持ち主】
飛行機は、実は自力で後ろに下がれません。そこで登場するのが、力持ちの牽引車たちです。このカテゴリーは「Towing & Push back」と呼ばれ、約154台が稼働しています。
④ 航空機牽引車
飛行機に比べてとても小さいボディですが、実は数十トンもの自重があります。その重さを活かしてタイヤのグリップ力を高め、数百トンある巨大な機体を動かす驚異的なパワー(トルク)を生み出します。
機体を駐機場から押し出す「プッシュバック」や、格納庫への移動(トーイング)など、空港内の移動を一手に引き受けています。
⑤ トーバーレス・トーイングトラクター
従来の牽引車は「トーバー」という棒で飛行機と繋がっていましたが、こちらは棒を使わない最新型です。
なんと航空機の前脚(タイヤ)を直接抱え上げて持ち上げます。連結の手間が省けるため作業が迅速で、小回りが利くのが特徴です。近未来的なフォルムにも注目です。
●乗客が使っている“あの設備”、実はこんな仕組み
【乗客をエスコートする「架け橋」】
私たちが飛行機に乗り降りする際に当たり前に使っている設備も、すべて“調整の塊”です。「Passenger Access」カテゴリーには約40台が含まれます。
⑥ パッセンジャーボーディングブリッジ
空港設備でもありますが、ターミナルビルから伸びている、機体とビルを直接つなぐ可動式の橋。雨の日でも濡れずに移動できる、私たちにとって最も馴染み深い設備です。車輪がついており、操作盤で操ることで様々な機種のドア位置に合わせることができます。
⑦ パッセンジャーステップ車
いわゆる「タラップ車」です。PBBがない駐機スポット(オープンスポット)に飛行機が止まった際、機体に横付けして「動く階段」として活躍します。ここから乗り降りする際は、飛行機の大きさを間近で感じられるため、移動の手間はあるものの、航空ファンには隠れた人気があります。

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