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世界最大テックイベント「CES 2026」現地レポート 第17回

GeForce RTX 50 SUPERシリーズは……発表なし

画質向上&フレームレート6倍のDLSS 4.5にG-SYNC Pulsarディスプレーの発売など、NVIDIAのCES 2026発表まとめ

2026年01月06日 14時30分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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「G-SYNC Pulsar」対応ディスプレーがついに発売する

 「G-SYNC Pulsar」のアップデートも注目したい話題の1つ。G-SYNC PulsarはNVIDIAがCES 2024でアナウンスした技術だ。リフレッシュレートが刻々と変化する状況で、バックライトストロボを最適なタイミングで制御して高速で移動する物体をより鮮明に映し出すというもの。

 そんなG-SYNC Pulsar対応ディスプレーだが、2026年1月7日よりついに発売となる。リフレッシュレート360Hzの27型WQHDモデルが主力で、価格は599ドルスタート。昨今の為替状況を考え合わせると、国内販売価格は10万円を軽く超えてくることは間違いないだろう。GeForce搭載PCを使っており、なんとしてでも究極のゲーミングディスプレーが欲しいと考えている人向けの製品だ。

NVIDIA CES 2026

「Counter-Strike 2」における従来のG-SYNC(上)とG-SYNC Pulsar(下)の違い。どちらも兵士が高速で横に移動しているシーンをとらえたものだが、G-SYNC Pulsarがない状態では輪郭が激しくブレてしまうのに対し、G-SYNC Pulsarを有効化すると鮮明度が劇的に向上する

NVIDIA CES 2026

G-SYNC Pulsar対応ディスプレーは環境光センサーを内蔵し、使用するシーンに適した色温度や輝度に調整される。この機能もG-SYNCと付いているため、GeForce専用の機能と考えるほうが自然である

NVIDIA CES 2026

G-SYNC Pulsar対応ディスプレーは2026年1月7日より発売。事前ブリーフィングでは、リフレッシュレート360Hzの27型WHQDモデルを4つ紹介していた。筆者的には4Kモデルがない点が残念でならない

まとめ:やはり切り札はAI。しかし、なにか忘れてはいまいか?

 以上がCES 2026におけるNVIDIAのコンシューマープロダクトやサービスに関する発表の内容だ(RTX Remixなどもアップデートがあったが割愛する)。市場からGeForce RTX 5060 Ti 16GBや同5070 Tiがどんどん消えているのに、同50 SUPERシリーズの発表がなかったことはさびしい限りだが、訓練されたGeForceファンからすれば、CESにおけるNVIDIA発表とはこういうものだと理解していることだろう。

 全体を通して見ると、AIに関連しないトピックはG-SYNC Pulsarくらいのもので、あとはほぼすべてにAIがからんでいる。しかし、前年のCESで発表した「Reflex 2」がまだ形になっていないなど、やり残した宿題がある点は少々気になった。Reflex 2に関しては具体的な解禁日程は得られなかったが、NVIDIAとしてはまだ「開発・調整中」と認識している様子だった。今回中盤で触れたゲームにおけるAIもまだ実証実験の段階であるなど、頑張っていることは認めるが既視感が強く、「これまでの発表のまとめ」的な内容であったことは否めない。

 とはいえ、DLSS 4.5の第2世代トランスフォーマーモデルは近いうちに解禁されるし、LTX-2やComfyUIにおけるRTX最適化が今月提供されるという点は評価できる。この調子でどんどんおもしろい機能、というより「GeForceならでは」の価値を再認識できるような機能をもっと提供していただきたいものだ。

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