このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

鉄板&今が旬なパーツを性能検証!!

【鉄板&旬パーツ】PC自作の構成&組み立てのプロが認めた! 鉄板空冷CPUクーラーがコレ

2025年11月14日 17時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 CPUクーラーの定番と言えば、オールインワン水冷クーラー(AIOクーラー)でキマリだが、低コストでしっかりと冷やせ、静音重視の運用も狙える鉄板と言える空冷CPUクーラーもある。

 そのひとつが、ID-COOLINGのデュアルファン&ツインタワー型ヒートシンクを採用する「FROZN A620 PRO SE」だ。PCパーツショップ「TSUKUMO eX.」で、日々PCの組み立てを代行しているスタッフや、同店のCPUクーラーコーナーのスタッフも認める鉄板の空冷CPUクーラーなのだ。

実売価格4980円と手ごろな価格で、しっかり冷える空冷CPUクーラー「FROZN A620 PRO SE」

 実際に「FROZN A620 PRO SE」を使った見積もりや組み立て代行を行なったTSUKUMO eX.のスタッフ紅谷さんは、次のようにコメントした。「Ryzen 7やCore Ultra 7を十分冷却できますよ」、「ファンのブレードが大きいのがいいです。風切り音が小さいので、BIOSの初期設定で運用できます」、「好みはありますが、ヒートパイプの先端が隠れる上面のデザインがいいですね」。そのうえで、「カバーの素材など価格相応の部分もありますが、良い製品と言えます」と締めていた。

中央通りのPC関連総合店のTSUKUMO eX.。6階では自作PC一式パーツの見積もり相談ができる

TSUKUMO eX. の紅谷さん。自作PCパーツ一式構成の見積もりのプロ。100万円に迫るハイスペックな構成から、コストを重視したゲーミング構成や、机上に置ける小型PC構成まで、さまざまな構成の相談に乗ってもらえる

 そんなTSUKUMO eX.スタッフが激推しする「FROZN A620 PRO SE」を触ってみた。なお、ID-COOLINGと言えば、先日、CFD販売が日本での正規代理店としての契約を締結し、前代理店であるアイネックス扱いの製品も含めて、サポートを一元化している。筆者が購入した製品には、アイネックスのシールが貼られているが、サポートはCFD販売が行なうようになっている。通販購入した製品が、アイネックス扱いだった場合も心配無用だ。

■Amazon.co.jpで購入

5000円を切る「FROZN A620 PRO SE」を眺める

 実売価格4980円の手ごろな価格ながら、デュアルファンとツインタワー型ヒートシンクを備えている中国ID-COOLINGの「FROZN A620 PRO SE」。まずは、付属品や作りなどをチェックしていこう。

パッケージは、中国で縁起の良い色とされているオレンジ(橙色)が使われている定番デザインだ

ファン、ヒートシンクごとにビニールに包まれ、隙間には段ボール紙も入っていた。梱包は価格のわりにしっかりとしている

ファンクリップは6本付属している。リア側にファンを追加できる

同社製グリスが付属する。ちょっと硬めと感じた。ヘラなどで伸ばそう

紙のマニュアルが付属しているのも良い

1枚絵で取り付け手順を解説しているのがおもしろい。付属品リストのNoで、ソケットごとに使用するパーツもわかりやすい

左下にある番号のパーツを用意。あとは、絵の順に作業していけば、取り付け完了となる

 ヒートシンクはアルミニウム製のツインタワー型で、ファンを取り付けた際のサイズは幅128.2mm、奥行き141.6mm、高さ157.4mmとなっている。CPUクーラーの対応が全高154~156mmのPCケースは、それなりにあるので要確認だが、組み合わせしやすいサイズではある。

デュアルファン&ツインタワー型ヒートシンクで、CPUを効率良く冷却する「FROZN A620 PRO SE」

ツインタワー型ヒートシンクを採用する。品質に不満はなく、ヒートシンクフィンの折れなど、気になるところはなかった

前後ともにヒートシンク下部は干渉を避ける凹形状となっている

ヒートシンクフィンもビッシリ。曲がりもなかった

ヒートパイプの先端を隠すトップカバー。しっかりと保護シートが貼られている

あまり主張のないデザインなのもいい感じ。ただ、トップカバーの質感は価格相応だ

受熱ベースプレート部。ベースは銅製となっている

6本の6mm径銅製ヒートパイプを搭載している

ヒートパイプはベースプレートを中心に、両ヒートシンク内を通っている

固定は、定番のブリッジ&2点固定になる。中央のファンを外した状態でスムーズに取り付けできる

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

  • 角川アスキー総合研究所
ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

デジタル用語辞典