このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

ZEFT Z55YCをレビュー

見た目はシックでも性能は雄弁、Ryzen 7&RTX 5080搭載ゲーミングPCは4Kでも平然とこなす

2025年11月21日 10時00分更新

文● 宮崎真一 編集●ジサトライッペイ/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

軽量級のタイトルなら4K・最高画質でもオーバーキル

 グラフィックスAPIにDirectX 11を使用する、現在では少々古いゲームとなってしまった「ファイナルファンタジーXIV」(以下、FFXIV)における性能を知るべく、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」(以下、FF14ベンチマーク)の結果も見てみよう。なお、グラフィック設定プリセットは「最高品質」を選択して、ベンチマークを実行している。

ZEFT Z55YC

テストでは描画負荷が最も大きな最高品質を選択した

ZEFT Z55YC

FF14ベンチマークの結果

 こちらもスクウェア・エニックスが結果に対する指標を公開しているので、それを踏まえてZEFT Z55YCの結果を見ていこう。指標では、スコアーが1万5000以上で最高評価とされているが、ZEFT Z55YCは4Kでもそれを上回っていた。これなら4K&最高画質でも快適に遊べること間違いない。

 最後に「Apex Legends」でのテスト結果も押さえておこう。ここでは、オプションから描画負荷が最大となるように設定したうえでゲームをプレイ。その間のフレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で計測している。

ZEFT Z55YC

Apex Legendsの設定。描画負荷が最大となるように変更している

ZEFT Z55YC

Apex Legendsの結果

  Apex Legendsはゲームの仕様上、300fpsが上限となる。そのため、ZEFT Z55YCはWQHD(2560×1440ドット)以下の解像度ではほぼ300fpsに張り付いた。4Kでも最小フレームレートは220fpsを超えており、ZEFT Z55YCは申し分のない性能をといえる。

 FPSやTPSといったゲームジャンルでは、1フレームでも多く描画して他者より有利に立ち回るプレイがトレンドになっている。ZEFT Z55YCはそういった需要に十二分に応えることができるゲーミングPCだろう。

まとめ:長く快適に遊べるゲーミングPC、セールを狙えば費用対効果も◎

 以上のテスト結果からわかる通り、ZEFT Z55YCのゲーミング性能は非常に高い。4K&最高画質でも多くのゲームを快適に遊べるポテンシャルを備えており、良好なゲーム体験を享受できるPCといって差し支えない。

 一方で、直販価格は基本構成でも48万8180円と決して安価でない。しかしながら、パソコンショップSEVENは毎日のようにセールを開催している稀有なBTO PCメーカーだ。セール特価で数万円安くなることもざらである。そうしたタイミングを狙えばだいぶお得感のある逸品になるはずだ。

 また、この性能であれば、数年後でも最新タイトルを高解像度かつ高画質な設定で快適にプレイできる公算は高い。長期の使用を考えるゲーマーにとっては、魅力的な1台ではないだろうか。

ZEFT Z55YC

2025年11月17日時点ではセール特価で、41万3380円(税込み)になっていた

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ