任天堂「Switch 2」1000万台突破 今期だけで1900万台販売の見通し

文●Zenon/ASCII

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 任天堂は11月4日、2026年3月期第2四半期の決算を発表。ゲーム機「Nintendo Switch 2」の累計販売台数1000万台を突破したこと、および2026年3月までの予想販売数量を初期の1500万台から1900万台に上方修正することを明かした。

 連結業績(実績)を見ると、売上高は前年比110.1%増、営業利益は19.5%増、経常利益は60.5%増、中間純利益は83.1%増としている。

 新ハードNintendo Switch 2 は発売直後の第1四半期で582万台、第2四半期で454万台の販売と絶好調(計1036万台)。初代Nintendo Switchも前年比60%減としつつ、まだ189万台を新規で販売しているという。

 連結業績(予想)では、Nintendo Switch 2 の予想販売数量を初期の1500万台から1900万台に上方修正。ソフト販売本数も合わせて引き上げている。初代Nintendo Switchについてはハード本数を引き下げつつ、ソフト本数は引き上げているのが印象的だ。

 ソフトは同時発売の「マリオカート ワールド」(957万本)や、7月発売の「ドンキーコング バナンザ」(349万本)が好調。ほかのメーカーソフトと合わせて、Nintendo Switch 2 用ソフトの販売本数は2062万本にのぼるという。
※実績にはハードウェアに同梱して販売したNintendo Switch 2 ソフトウェア約810万本を含む
※ダウンロード販売も含む

 今後の任天堂の動きとしては、Nintendo Switch 2 向けに「ゼルダ無双 封印戦記」「カービィのエアライダー」「マリオテニス フィーバー」などの新作が控えている。

 Nintendo Switch向けタイトルでも「スーパーマリオギャラクシー + スーパーマリオギャラクシー 2」「メトロイドプライム4 ビヨンド」「リズム天国 ミラクルスターズ」「トモダチコレクション わくわく生活」といったタイトルが販売予定だ。

 Nintendo Switch 2 は発売当初から需要が供給を上回り、なかなか買えないハードとして話題を呼んできた。そんななかでも、9月末までの約4ヵ月間で1000万台を販売したインパクトは大きい。引き続き、同社の動きに注目していきたい。