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Radeon RX 9060無印の性能はどんなもん? Ryzen 7 9700X搭載小型ゲーミングPCでベンチマーク
2025年10月30日 10時00分更新
3Dグラフィックス性能を「3DMark」でチェック
続いて、ゲームで重要となる3Dグラフィックス性能を「3DMark」でチェックしてみよう。多くのテストがあるが、まずは「Speed Way」の結果から。このテストではDirectX 12 Ultimateを使用し、リアルタイムのグローバルイルミネーションや、レイトレーシングといった重たい処理が行われるので、最新ゲームを高画質で遊びたい人の指標になるだろう。
結果は2612スコアー。構成が異なるのであくまで参考までという話だが、過去のRadeon RX 9060 XT搭載ゲーミングPCのデータ(2843スコアー)よりもやや下だった。CU数(演算ユニット数)はRadeon RX 9060が28基で、Radeon RX 9060 XTは32基。この差を考慮すれば、順当な性能といえるだろう。
これ以外のテスト結果は以下にまとめてたので、自分のPCとの比較などで役立ててほしい。
FF14ならWQHDゲーミングも射程圏内
より実際のゲームに近いベンチマークソフトとして、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」(以下、FF14ベンチマーク)を試してみよう。ゲームで使われる実際のマップとキャラクターを表示し、どのくらいの速度で描画できるのかを測り、スコアーで評価してくれるソフトだ。
解像度はフルHD(1920×1080ドット)に設定し、プリセットは「最高品質」とした。なお、画面表示はフルスクリーンモード、グラフィックスアップスケールタイプは「AMD FSR」だが、3Dグラフィックス解像度スケールはデフォルトの「100」のまま(すなわち、アップスケールしない設定)で検証している。
結果はスコアーが18496で、評価は「非常に快適」。レポート出力機能で詳細を見ても、最低フレームレートが74fpsと高く、文字通り非常に快適にプレイできるようだ。
フルHDでここまで性能が出せるなら、WQHD(2560×1440ドット)も射程圏内。ということで、画質設定は「最高品質」のまま解像度をWQHDに変更してリトライ。
スコアーは11574で、評価は「とても快適」に下がった。最低フレームレートは50fpsまで落ちたので、シーンによっては若干カクつく可能性もあるだろう。しかし、MMORPGは30fpsを超えていれば遊べるため、WQHDゲーミングは現実的といってよさそうだ。
なお、4K(3840×2160ドット)まで解像度を上げてしまうと、スコアーは5449まで激減。フレームレートは最低24fps、平均38fpsと低く、全体的にカクつきが目立つようになった。
AMD FSRの3Dグラフィックス解像度スケールを「80」にするとスコアーは10000を超えるので、どうしても4Kでプレイしたい人はアップスケーリングしよう。ただし、細部のディテールが若干ぼやっとすることもあるので、それを嫌なら素直にWQHDで遊ぼう。
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