最新パーツ性能チェック 第473回
Ryzen 7 9800X3Dと9700Xはどっちが良いの?! WQHDゲーミングに最適なRadeon RX 9060 XT搭載PCの最強CPUはこれだ!
2025年10月09日 16時00分更新
ミドル~ヘビー級ゲームタイトルで確認
最高画質では、なかなか負荷の高い国産MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」の公式ベンチマークとなる「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」で確認していこう。最新ストーリーに追いつくには、そこそこ時間はかかるが、全クラス・ジョブでレベル70(新生、蒼天、紅蓮)まで無料でプレイできるので、今からはじめるのもおすすめ。
ベンチマークの画質設定はプリセットの「最高品質」を選び、3種類の解像度で実行した。レポートで出力されるベンチマーク実行中のフレームレートをまとめた。
フルHD解像度では、9800X3Dが平均、最小ともにフレームレートを5~10FPS程度伸ばしているのがポイントだ。ただ、価格差に見合うかと言うと微妙で、WQHD、4Kと解像度が高くなるとフレームレートは横並びになってしまう。
次はプレイ画質にこだわり、16GB以上のビデオメモリーを必要とする超重量級ゲームタイトルの「モンスターハンターワイルズ」で確認していこう。画質設定は「ウルトラ」、レイトレーシング「高」、テクスチャ品質「最高(高解像度テクスチャ)」を選び、アップスケーリングはAMD最新技術の「AMD FSR 4」を選んだほか、モードは「パフォーマンス」、そしてフレーム生成を効かせている。フレームレートは、マップ「竜都の跡形」を一定ルート移動した際を「CapFrame X」で記録した。
重量級タイトルなので、アッパーミドルクラスのビデオカードでも、9800X3Dの大容量キャッシュが効いてほしかったが、9700Xで十分と言える結果になっている。フルHD解像度でも数fps差で、スムーズなゲームプレイに影響する1% minの底上げも微々たるものだ。画質を維持したままフレームレートを引き上げるアップスケーリング技術のAMD FSR 4の活用が前提となるが、ここまでのテストと同じくRadeon RX 9060 XTと9700Xの組み合わせで、スムーズにゲームを楽しめる。
続いては、最新グラフィックスとアップスケーリング技術をアップデートで積極的に取り入れている「サイバーパンク 2077」で確認していこう。画質設定は「レイトレーシング:ウルトラ」、「AMD FSR 4:パフォーマンス」、フレーム生成を効かせた。解像度はこれまでと同じく3種類で、ゲーム内を一定ルート移動した際のフレームレートを「CapFrame X」で記録した。
WQHD、4K解像度では、9800X3Dの大容量キャッシュの恩恵はほとんどなくなるが、フルHD解像度ではAvgが約22fps、1% minが約19fps伸びている。ここではAMD FSR 4のモードは「パフォーマンス」選んだが、「バランス」や「クオリティ」でのプレイも狙えそうだ。とは言え、WQHD解像度で楽しむなら、9700Xで十分ではある。
最後は「Microsoft Flight Simulator 2024」で確認してみた。画質は「ウルトラ」で、「AMD FSR 3:バランス」、フレーム生成を効かせた。解像度は3種類で、グランドキャニオンを飛んだ際のリプレイデータを使って、フレームレートを「CapFrame X」で記録している。
「サイバーパンク 2077」と傾向は似ているがフルHDだけでなく、WQHD解像度にも9800X3Dの大容量キャッシュが効いているのを確認できる。Avgだけでなく、スムーズなゲームプレイに影響する1% minが10fps近く伸びているのがポイントだ。
ショップスタッフの言うとおりRyzen 7 9700Xで良いかも
Radeon RX 9060 XT 16GBで組むゲーミングPC自作のCPU最適解を見極めるため、Ryzen 7 9800X3DとRyzen 7 9700Xでのパフォーマンスを確認してきたが、6本中明確にフレームレートを引き上げたのは2本となった。
ゲームプレイに影響する1% minがしっかりと伸びるのはゲーマーとしてはかなり魅力的。ゲームタイトルはまだまだあるため断言はできないが、このパフォーマンス差で予算が3万円以上も浮くRyzen 7 9700Xとの組み合わせは、検討する価値が十分あるだろう。
そしてRyzen 7 9800X3Dから9700Xへの変更で浮いた予算で、Radeon 9060 XT 16GBよりも上のゲーミングパフォーマンスを発揮する7万円台のGeForce RTX 5060 Ti 16GBにするといった選択肢もありだろう。
FPS好きゲーマーが期待する「バトルフィールド6」もあるので、機会があれば多コア、高クロック、大容量キャッシュいずれが効くのか確かめてみたい。
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