フリーズ対策として、外部からログインできるようにしておく
Windows 11ではしばらく体験しなかったが、24H2にアップデートしたあと、マシンのフリーズを2回ほど経験した。症状としてはマウスやキー(Ctrl+Alt+Delを含む)に応答しなくなった。ソフトウェアによっては、こうした場合に作業状態を回復できるものもあるが、保存していない情報が失われるソフトウェアも少なくない。そのためなんとか復帰させたい場合が多い。
原因としては、特定のプロセスがCPUを専有していることが多い。そのため事前準備していないとリセットするしかなくなる。
対策としては、SSHを事前にインストールしておき、外部マシンから管理者としてログインできるようにしておく方法がある。
SSHのインストールに関しては、本連載の以下の記事を参考にしてほしい。
●Windows 10 RS4のSSHを理解する【原理編】
●Windows 10 RS4のSSHを理解する【サーバインストール編】
インストールが終わったら、他のマシンにもSSHクライアントを導入し、ネットワークを介してログインが可能かどうかを確認する。このとき、ログイン対象のユーザーは、Microsoftアカウントによるユーザー名ではなく、Windowsのアカウント名を使う。簡単に言えば、「C:\Users」フォルダの下にある自分のディレクトリ名がWindowsのアカウント名である。
外部マシンからログインしたら、コマンドを使って、CPU占有率の高いプロセスを見つけ、これを停止させていく。たとえば、PowerShell 7.xならば、
Get-Process | sort cpu -Descending | select name,cpu,id -First 10
として、CPU占有率の高い上位10個を表示させる。必ずしも一番占有率の高いプロセスが原因とは限らず、また、プロセスも1つとは限らない。また、占有率の値はある時点のもので、変動の大きなプロセスもある。
問題となっているプロセスを停止(Stop-Process)できると、マウスカーソルが動き、アプリケーションの操作が可能になる(可能性がある)。こうしたとき、まずは起動中のアプリケーションでファイルを保存することを優先する。この状態でも何らかの操作で再びフリーズする可能性ある。また、複数のアプリケーションが動作しているなら、Officeアプリなど、クラッシュ対策のあるものより、テキストエディタなどのファイル保存を優先する。
日常的に利用するマシンなら、エラーから復帰するためのローカルアカウントとSSHのインストールを準備しておくことで、いざというとき、情報を失わずに済むことがある。どちらも大した手間ではないので、すぐにやっておくことをお勧めしたい。
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