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旅の達人が伝える! スマートトラベラーへの道 第114回

バルト三国フェリーの旅

600年前から営業中!? 辿り着いた“中世の街”がタイムスリップ級でした

2025年09月24日 07時00分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

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●ラストは海側キャビンで朝日を満喫!バルティッククイーンでストックホルムへ

 今回のツアーで最後に乗船したのが、タリンからストックホルムへと向かうバルティッククイーン号。全長は約212mでキャビン数(客室)は927。先週お伝えしたシリヤセレナーデ号のような、ムーミンやマリメッコとのコラボキャビンなどはありませんが、大人4人と5歳以下の子ども5人まで泊まれる窓なしのオトクな「エコノミー E ライト」から「エグゼクティブスイート」まで、複数のキャビンタイプをラインアップ。

最後は、タリンからストックホルムまで「バルティッククイーン号」に乗って帰ります

 料金は9月のスケジュールで「エコノミー E ライト」が1室169ユーロ(約2万9400円)から。今回は「スタンダードA海側キャビン」を利用しています。

9月のスケジュールでは最安が「エコノミー E ライト」が1室169ユーロ(約2万9400円)

4人まで宿泊可能なスタンダードA海側キャビン。1室229ユーロ(約39800円)から

各部屋にシャワーとトイレを完備しています

●効率よく、豪華に、オトクに!バルト海クルーズで巡る3カ国旅のすすめ

 もちろんバーやレストランも充実しており、ショッピングエリアもあり免税扱いで購入できるのでオトクです。またプールやサウナのあるスパエリアもあるので北欧らしさも楽しめます。船の各所にバーがあり、雰囲気を変えながらあちこちで飲めるのは、お酒好きにはうれしいです。

ビュッフェスタイルのレストラン。メニューはシーフードが特に充実していました

夜にショーが開催されるシアターもあります

ストックホルムへは島々をぬって移動するので、絶景です

 タリン-ストックホルムの運航は、現在このバルティッククイーン号のみのため、タリンとストックホルムをそれぞれ1日おきに出発。出港はタリンが18時で、ストックホルムは17時30分。どちらも翌朝10時30分頃到着します。

●効率的!おすすめの周遊ルートとは?

 1日おきの運航ということで、旅程の組み方に工夫が要りますが、個人的にはストックホルムからタリンへ向かい、そこからヘルシンキへ渡り、最後にヘルシンキからストックホルムというルートがオススメ。というのも船の豪華さからいえば、バルティッククイーン号よりもシリヤセレナーデ号、もしくはシリヤシンフォニー号のほうが上なので、あとに豪華な船を体験したほうが良いかなと。

どれかひとつの船を選ぶなら、「シリヤセレナーデ号」をおすすめしたい

 もちろんストックホルム→ヘルシンキ→タリン→ヘルシンキ→ストックホルムと移動して、シリヤセレナーデ号とシリヤシンフォニー号の両方に乗船するというのもあり。自分の旅程に合わせて利用すれば、バルト海の各国を効率良くかつオトクに楽しくまわるので、タリンクシリヤラインの船旅オススメですよ!

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この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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